三丘セミナーは夢の宝箱! 全13講座を一気にご紹介

 各界から最先端の知見を集約する「三丘セミナー」は、三国丘高校にしかできない取組だと思っています。大学教授や医師、研究員がずらっと並んだラインナップは、まさに圧巻です。今日は、その全部を一挙にご紹介します。公私を問わず、生徒の興味関心に応じた講座を開講する高校は多いですが、機会があれば比較してみてください。レベルの違いに驚くと思います。では、早速、ご紹介です。

 東京大学、京都大学、東北大学などで講師をつとめておられる 宇野 健司 先生は超有名な先生です。GLHS10校で生徒を集め、宇野先生のお話を聴く講演会を企画しようか...という話が出ているくらい有名な先生で、今回の講演のテーマは「問題解決の思考法」です。満員必至の人気講座です。

 大阪大学医学系研究科外科学講座呼吸外科学医師の 大瀬 尚子 先生は、本校47期の卒業生です。テーマは「誰でも外科医になれますか? -呼吸器外来の世界から―」です。毎年、大阪大学医学部見学でおじゃました時に大変お世話になっています。医師になり呼吸器外科を選んだご自身の決断やチーム医療の現場のリアルな話が聴けそうです。

 大阪公立大学大学院経営学研究科教授の 上野山 達哉 先生は、本校の探究活動の産みの親と言っても過言ではない、ご縁の深い先生です。「ひとを動かす見える力と見えない力」というテーマだけだと何とも不思議な感じですが、上野山先生の手にかかると、難しいこともイメージとしてダイレクトに頭脳に入ってきます。楽しみです!

 東レ株式会社地球環境研究所研究員の 宮本 竜馬 先生は、本校の60期卒業生です。三丘生が憧れる研究職の実際や、大学の研究と企業の研究の違いなどを新たな視点で伝えてくださいます。今回はじめて講座を開いてくださる宮本先生には、企業人として、先輩としてリアルなお話をしていただけると期待しています。

 宇宙系は、大阪公立大学大学院農学研究科講師の 遠藤 良輔 先生 の「地上と宇宙を結ぶ循環型食糧生産システム」と、立命館大学総合科学技術研究機構教授で宇宙地球探査センター長の 佐伯 和人 先生 の「月開発と極限環境探査への挑戦」です。宇宙資源の商業利用とか宇宙開発プロジェクトとか...天文部員がきいたら身震いして喜びそうな講習が用意されています。乞うご期待。

 大阪大学量子情報・量子生命研究センター教授で副センター長の 根来 誠 先生の「今、量子コンピュータが熱い」と、花園大学文学部教養教育課程講師の 久富 望 先生の「生成AIの生成から利活用まで」は理系と文系で全く違う話のように見えますが、どこかで通底しているような予感がします。文理融合の考え方で、理系が久富先生の講座を、文系が根来先生の講座を受けてみるのも面白いかも!

 関西学院大学総合政策学部教授 道券 康充 先生の「"Stay and Deliver"アフガニスタンにおける国連の取組とその葛藤」は、実際にアフガニスタンで支援活動に従事した経験を持つ講師が、その経験から国際援助活動の意義や難しさを教えてくれます。SGH必須の講義です。

 田部 博康 先生は本校58期の卒業生で、京都大学高等研究院物質細胞総合システム拠点特定講師としてお勤めです。人工光合成やCO2再資源化など最新科学のお話から、3歳と0歳の子どもを育てるパパとしての子育てとライフワークバランスの話まで、幅広く教えてもらいます。

 大阪大学大学院人文学研究科人文学専攻教授の 山上 浩嗣 先生は、本校37期の卒業生で、フランス文学が専門の先生です。フランス文学と言われたら、何となく難解な印象ですが、今回の講義にあたって山上先生は、難しい話はしませんと言ってくださっています。受講する人は是非楽しんできてください。

 最後にご紹介するのは 佐藤 結衣子 先生です。先生は、耳原総合病院小児科の医師です。毎年、子どもたちを集めて、三丘生と触れ合う機会を設定してくださっています。実際に、子どもたちと思いっきり遊んで、子どもと関わるということはどういうことなのか実感して、その上で医師という仕事や小児科を選んだ理由など何でも質問できる時間を設けてくれています。

 それ以外にも、大阪地裁で高校生模擬裁判選手権に挑戦するプログラムもあります。これを含めて13のメニューが三丘生のために用意されています。中学生のみなさん、保護者のみなさん、どうですか?このような取組について、ここまで詳細に明らかにしている高校自体が極めて少ないと思いますが、他校との圧倒的な違いを感じてもらえたでしょうか?居ながらにして最先端の知見に触れることができるのは、三国丘高校が国からSSHの指定を受けている学校だからできることであり、その上に、多くの先生方との関係を保たせてもらっているからこそ可能な話です。中高生時代はいろんなことに興味関心が移っていく時期ですが、中には尖がった生徒もいます。宇宙のことにかけては物理の先生にも負けないくらいの知識を持っている生徒や、医学に高い関心を持ち、地域医療に情熱を持っている生徒などです。三国丘高校は、そんな生徒のニーズにも応える準備ができている高校だと思ってください。

カレンダー

2025年6月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30