今日は、新しいレクリエーションスポーツが誕生した日です。2年生(79期生)のスポーツ大会でお披露目された Three Goal Soccer は、三国丘高校2年生の運動委員が考え出した競技です。まずは、写真をご覧ください。

コートは、四角ではなく円形です。ゴール(ハンドボールゴール)が3つ設置されています。ゴールにはTシャツが吊るしてあります。これは、自チームが守るゴールを識別するためのものです。ゴールエリアもあります。これも四角ではなく半円形です。ゴールエリアの中でプレーすることは禁じられています。ゴールキーパーはいません。だから、強いシュートを打つ必要がありません。

この競技は、コンタクトプレーを禁じています。異性がキープしているボールを奪いに行くことは反則です。また、5タッチ以内にパスを出さないと、これも反則になります。反則をするとペナルティキックが与えられます。ペナルティキックは、どのゴールをめざして蹴っても構いません。ゴールするかサイドラインをわるまで、キッカー以外の誰もボールに触れることができません。選手は、ボールをキープしている人からボールを奪いに行くのではなく、パスコースを予測してカットすることをねらいます。複数のボールを用意しているので、ボールがタッチラインを割ったらすぐにキックインです。キックインする選手はラインの外で待機しているので、ロスタイムがありません。安全なので、性別を問わず、男女が同じチームでも楽しめます。1チームは6人です。性別ではなく年齢で分けても安全に楽しめると思います。かつて、ゲートボールが一世を風靡した時期がありましたが、 Three Goal Soccer のブームが来てもおかしくないと思います。20年後くらいに、この競技が街中の公園で行われるようになり、地域住民のコミュニケーションツールになったら嬉しいなぁと本気で思いました。

今日は、1試合につき、女子チーム・男子チーム・混合チームの3チーム編成のリーグ戦で優勝カップをかけて争いました。勝敗の決め方も独特です。3チームのうち、一番失点の少なかったチームに3点、次に少なかったチームに1点が与えられます。一番失点が多かったチームは0点です。ですので、ゲームの途中で、失点のないチームを、他の2チームが連合して攻めるというシーンも見られます。防戦一方のチームが一か八かのロングシュートを放って得点するというシーンもありました。複雑な駆け引きもあるので、チームワークが大事になってきます。コミュニケーションをとらないと勝てないので、そのあたりはゲートボールと似ているかもしれません。


全試合終了後に行われた、生徒選抜チームと教員チームとのエキシビジョンマッチでは、サッカー部員やサッカー部顧問が活躍していました。もし、この競技をJリーグの選手たちがしたら、トラップやパスの妙技を楽しめる「観るスポーツ」としても成り立つんじゃないかと思いました。ドリームチームができて、 Three Goal Soccer のワールドカップができたらワクワクするなぁ...と妄想は止まりません。いつか、探究活動のテーマになったり、大学でスポーツの研究をしている人の目にとまれば、面白い展開になるのではないかと期待しています。動画も載せておきますので、ご覧ください。
また、ちょっと熱くなり過ぎました。それくらい楽しかったです!
https://youtu.be/ohfgdLc0KNM?si=URHqp05AMh9bbbTA 女子チーム
https://youtu.be/ohfgdLc0KNM?si=_PDPObCcFWxdiiYW 混合チーム
https://youtu.be/DiJ3iA9e15M?si=PIqjLzyhwV_DyXnE
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