このブログは、三国丘高校の保護者、特に、78期生の保護者のみなさんに向けて書きます。写真は、昨日の終業式後の多目的ホールです。3年生(78期生)全員が集まり、舞台を見上げています。卒業式で自分たちが歌う曲の発表です。各クラスから選出された16名の卒業式委員が選んだ曲を、この場で合唱します。受験勉強の合間に、よくそんな時間があったなぁ...と感心するくらい、完成度の高いコーラスでした。曲を披露した後、卒業式委員の代表が、この曲に込める思いを述べました。
「周りの人たちへの感謝の思いが伝わる曲であること」、「自分たちの3年間と重ね合わせることができる曲であること」。この2つを兼ね備えた曲を選定したとのことでした。2番の歌詞に、これからも誰かに支えられながら生きていくという趣旨の言葉があるところが素晴らしいと思った...と話す代表生徒2人の声が、みんなの気持ちを繋いでくれているような気がしました。

卒業式委員が降壇した後、学年主任からのメッセージがありました。曲を聴いて感動したという主任の胸の内には、この3年間にあった様々なシーンが蘇っているのだろうと思いながら聴かせてもらいました。思いのこもった素晴らしいメッセージでした。
78期生の歌のタイトルは書きません。卒業式を楽しみにしておいてください。陰ながら78期生と学年団の先生方を見続けてきた者として、保護者のみなさんに今言えることは、78期生はどの子も、保護者が思っている何倍も成長したということです。
親は、我が子のことを、いつまでも子どもだと思っていたいものです。しかし、いつか、子どもを見上げるときが来ます。大人になっていく我が子を眩しく感じる時が来るということです。それが卒業式かもしれません。親離れする寂しさと同時に我が子を尊敬する気持ちが湧いてきたら、それが本当の卒業かもしれません。