その名も「三究会」! 三国丘高校が独自に実施する、若手教員のための教員力向上研修です。首席(主幹教諭)が企画して開催されました。今回の研修の対象者は、本年度、昨年度及び一昨年度に着任した新任教員、合わせて8名です。2人は1年生(81期生)の担任、2人は2年生(80期生)の担任、残りの4人は、この春着任したばかりの新人です。
この日のメインは、ケーススタディ。授業中に起こりやすい事象を題材にディスカッションが行われました。我々の仕事は人間が相手ですので、答えは生徒の数だけあります。例えば、授業中ずっと机に伏せている生徒がいたとき、その様子だけを見て、授業中に寝るなんて三丘生としてけしからん態度だと怒りを露にするのは、間違った答です。他の授業の様子や最近あった出来事、直近のテストの点数や家庭環境の変化など、答に近づくために知っておくべき情報はたくさんあります。声の掛け方も、生徒の性格や当該教員との人間関係によって変えるべきでしょう。
最近、教員志望の学生が減っているという話をよく聞きます。教職に対するブラックなイメージが大きな原因なのかもしれませんが、教員ほど面白い仕事はありません。(教員しかしたことがない私が言うのは変な話ですが...)
私が教員になった昭和の終わり頃は、〇〇部の指導をするためだけに教師をめざした...とか、教科の指導をするためだけのために教師になった...という人がたくさんいたような気がします。私もその類だったと思います。ですが、40年以上も教員をしているとだんだんわかってきました。勿論これは私見ですが、教師という仕事の醍醐味(最大の喜び)は、いつも生徒のそばにいられることです。教科指導やホームルーム経営などができるのは当たり前で、それをどんな立ち位置(気持ち)で行うかということがとても大事だということです。
もうすぐ教育実習が始まりますが、教職をめざすすべての学生さんに言いたいと思います。教職ほど面白い仕事は他にありません。(長年教員をしてきた私の個人的な感想です)
この春、企業に就職した娘がしみじみと言っていました。「学校の先生って凄いよね。私なんて2か月も研修期間があるのに、就職してすぐに授業をするんやもんね...」。そう言われてみればそのとおりです。大学や大学院を卒業して何日も経たないうちに教壇に立って50分間の授業をしなければいけない...知識はあっても、それを伝えた経験の乏しい一人の人間が、三丘生40人を相手に真剣勝負を挑まなければいけない。しかも、ここは学校です。ただ単に知識を伝えれば良いというのもではありません。(知識を伝えるだけならAIの方が優れているかもしれません)。
教員は職人に似ているかもしれません。ゼロから1を生み出すためには見て真似ないと始まりません。先輩教員の授業を見学しまくって吸収し、失敗を繰り返してはその都度フォローしてもらって、やっと一人前に育っていきます。
第2回の三究会は、保護者対応等をテーマに、定時制の若手教員と一緒に考える会にしたいと思っています。このブログを読んでくれた中学生や高校生のうち何人かでも、将来は学校の先生になろうと思ってくれることを願ってレポートしたいと思っています。お楽しみに!
