春の訪れが待ち遠しい今日の良き日
大阪府立西淀川支援学校卒業式を多くのご来賓の方々
そして、保護者、ご家族、関係者が見守る中
このように盛大に挙行できますことは大きな誇りであり
この上もない慶びであります。
心から厚くお礼申し上げます。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
心からお祝い申し上げます。
そして、保護者、ご関係の皆様
本日は誠におめでとうございます。
卒業生のみなさんとは一年だけのお付き合いでしたが
日々、いろいろなことに挑戦し
頑張っておられた姿がよみがえります。
先生と一緒に課題に挑戦し続け
課題を克服されたその成長ぶりには目を見張るものがありました。
この一年を振り返ってみますと
運動会では、一人ひとりの課題に挑戦しながらも
一人ひとりの役割を立派に果たしました。
どの演技にも素晴らしい感動をいただきました。
「文化祭」の発表には『感動をありがとう』と言わせていただきます。
演技をなし終えた後の皆さんの表情は
晴れ晴れとした充実感、満足感にあふれていました。
そうした中でも一番の想い出は
何と言っても修学旅行ではないでしょうか。
小学部は神戸、中学部は和歌山でのんびりと秋の一日を楽しみました。
動物たちとの交流も経験しました。
ゆっくりと友達と一緒に旅を満喫しました。
まるで家族旅行のようでしたね。
高等部は全員が揃っての参加で二泊三日の長旅でしたが
友達との絆を深めた三日間でした。
新幹線での友との語らい
デイズニーリゾートでの夢のような体験。
学校生活最後の素晴らしい想い出を作ることができました。
これらの体験は、これからの皆さんにとっての大きな財産のひとつです。
いつまでも大切に胸に刻んでいただきたいと思います。
さて、四月には、小中学部の皆さんは
小学部・中学部の思い出を胸に中高等学部に進学ですね。
新しい友人と先生が待っています。
新しい仲間と仲良く元気に勉強にもスポーツにも頑張ってください。
ご家族も卒業生の皆さんが
元気で充実した学校生活を送ることを楽しみにしておられます。
学校でのお話を家族の皆さんに
いっぱい聞かせてあげてくださいね。
高等部の皆さんは
明日からは、いよいよ新しいステージでの生活が始まります。
進む道はそれぞれ別れ
環境も大きく変わります。
何時もそばで見守り
励まし続けてくれた先生や友だちはいません。
でも、皆さんを支えてくださる先輩や友達がきっと待っています。
いろいろと悲しく辛いこともあると思いますが
高等部で学んだこと
チャレンジする勇気と優しさを大切にし
周りの皆さんと励まし合い、協力し合い
支え合いながら自分を信じて乗り越えて欲しいと願っています。
そして時々疲れたら
羽を休めに学校を訪ねに来てください。
先生方はいつも温かく迎えてくれます。
西淀川支援学校は皆さんにとってかけがえのない母校です。
保護者の皆様
いよいよお子様がご卒業される時がやってまいりました。
さまざまなご苦労を乗り越えられ
わが子を支え、育まれたことに敬意を表しますとともに
これまで暖かいご理解とご支援をいただきましたことに
厚くお礼を申し上げます。
これから新しいステージでの生活が始まります。
不安なこともおありかと思いますが
お子様の力を信じ、ともに成長を見守り続けていただければと思います。
在校生の皆さん
先輩が卒業していかれます。
心からお祝いするとともに
今まで共に築いてきた「暖かな心の繋がり」を大切にしながら
上級生として新入生をリードしていって欲しいと思います。
最後になりますが、卒業生の皆様のご健康にてのご活躍とご多幸を祈念いたしまして、式辞といたします。