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令和4年度 文化祭(中高)終わりました。(小学部は1月26日実施予定)

 新型コロナ感染の状況も、日々変化しています。そのような中でも、しっかりとした感染対策をして、日ごろなかなか公開できていない学習の成果を見ていただく機会が必要だと11月17日、18日の2日間にわたり文化祭を実施しました。
本番に近づくの前週あたりから体調を崩したり、感染症不安の欠席などもみられるようになり、欠席者の少ない中高等学部は予定通り、小学部は、直前にて来年1月に延期という形での実施となりました。

 文化祭(学習発表会)の発表の取り組みは、2学期から始めているように見えます。
 しかし、先生たちは4月からこの学年のメンバーだったらどんなことができるかなと可能性を探り、夏季休業中には先生たちは構想が固まります。そのころから舞台の装置や衣装を作り始める先生たちも少なくありません。
とにかく、支援学校においては、「文化祭」は大イベントなのです。普段の積み上げをどれだけ人前に見えるようにするか、そのために時間も努力を惜しみなく注ぎ込むものなのです。
支援学校に勤める教員だったら誰しも、しっかりとその成果を実感しているからです。
それが毎年のモチベーションとなっているからなのです。言い換えれば、先生たちも「面白いし、楽しんでいる」のです。それが大切なんです。
 
 支援学校の教育は、個別性が高く、その成果は、それを教える先生と児童生徒の2者間で、限定した場で現れることが多いのです。「だれだれちゃん。こんなことができたんですよ。」と言っても、見ていない他者には、「そうなん、良かったね~」とは言えるけど、その場で感動した二者の実感は伝わりにくいのです。
 文化祭という取り組みは、小さな教室の片隅や毎日少しづつ積み重なったその場の感動を寄せ集めて、大きな舞台でたくさんの人の前で小さな感動を大きな感動にする活動です。
 

 また、中高等学部の文化祭と言えば、「さすがの中高等学部」と言わしめる活動であるということができます。
 中学部段階においては、ストーリのあるシナリオに取り組みました。『にじいろのさかな』、『ブレーメンの音楽隊』、『はしれ、メロス』というよく知られた作品に取り組みました。「他者と分かち合うこと」、「勇気をもって戦うこと」、 「ほんとうに大切なものをみつけること。」などがテーマで発表しました。この「テーマ」でさすが中高等学部の作品でした。
 高等部段階においては、更に「高い目標にとりくむこと。」や「自分の得意を生かしてほかの人も楽しませる。」などエンターテインメント性の高いものが増えてきます。
 「役(役割)」を演じる生徒の動きのひとつひとつが、見ている人に感動を与えます。この「感動」がさすがの中高等学部でした。

ボールを自分の手で動かした! スイッチ押して車いすを自分で動かした!

状況に応じて違う声が出た! ひとりで歩いて行けた! 本を読んで覚えた!

人を笑わせた・泣かせた! ...


文化祭の面白さをたくさんの人に味わってほしいと思います。

そんな、感動のある教育が支援学校の教育だと信じています。

1月の小学部も乞うご期待ください。

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