12/6(木)の午後、三重県立こころの医療センター・精神科医師の長 徹二先生に、三重県から遠路はるばるお越しいただきました。
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演題は、「若者と依存症の理解と対応」
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「薬物はダメ!絶対!」という昔ながらの内容の講演会かと思っていましたが、そんなことはなく、
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患者さんとの関係性を構築し、心を開いてもらって本音を聞き出す、
また、いきなり断薬するのではなく、徐々に薬物の使用量を減らしていくという近年の治療方針に薬物依存治療は変わってきているということに驚きでした。
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一見、教育とは無関係のようですが、そんなことありません。このアプローチは薬物依存の問題だけでなく、我々教員が生徒と関わっていく教育でも必要な手法でもあります。
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生徒の行為に対して、いきなりただ叱りつけるのではなく、その生徒の背景を知ろうとする、生徒の話を、本音を聞き出して、受動的にではなく自発的に好転させるよう働きかける。
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いわゆる傾聴の姿勢。
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その練習としてのワークも行いました。
あえて、全然相手の話を聞かないそぶりをしたときの、相手の話しづらさを体験。
真ん中右の上を向いている教員は、ひとりじゃんけんをするという話を聞かないそぶり。
相手の教員はさぞかし話しづらかったでしょう...。
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10月の職員研修でも、ついこの間のスマホサミットでもありました、「相手のことを知ろうとする」「相手の話を傾聴する」そういった寄り添う姿勢が重要視されている昨今であります。
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10月の職員人権研修⇒https://www.osaka-c.ed.jp/blog/nozaki/official/2018/10/17-122731.html
スマホサミット⇒https://www.osaka-c.ed.jp/blog/nozaki/official/2018/12/05-128867.html
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さっそく明日から今日から使えるテクニック、考え方を知ることができた有意義な研修でした。