5月30日、卒業生から2年生・3年生の希望者を対象に、今年の春に卒業した7人の先輩たちに、自分たちの希望する進路に取り組んだ体験発表をしていただきました。シリーズで数回に分けて、卒業生の話を紹介します。
今回は、見事に関西外国語大学に合格されたK・S君の話を紹介します。英語の勉強で使った単語帳の紹介や、勉強の秘訣は予習であるという、たいへんすばらしい話でした。
みなさん、こんにちは。関西外国語大学 国際言語学部国際コミュニケーション学科のKSです。まず、関西外大についてですが、外大はやはりなんと言っても留学制度が特に充実していて、長期留学から短期留学まで留学制度が幅広く、多くの外大生がこの留学制度を活用しています。世界50か国に海外の提携大学が314大学という幅広い交流ネットワークは、外大の留学制度が充実していることをあらわしています。今年の夏休みには、イギリスやドイツに夏季語学研修に行く友達や先輩もいます。また、中国に留学に行かれた先輩は、「留学してすごく良かった。」と話されていました。
大学では、英語の他に、日本語や第二外国語のフランス語も学んでいます。第二外国語は各自が入学前に選択し、フランス語の他に人気の中国語やドイツ語もあります。英語を中心とした言語を用いて、ビジネス界で働くために必要なコミュニケーション能力を養成する、ビジネスコミュニケーションコースもあります。
関西外大穂谷キャンパスは、周りは田舎ですが、アットホームなところが、学生に人気があり、クラブやサークル活動で放課後はにぎわっています。クラブでは、みんなでボーリングやカラオケ、バーベキューもしたりして、すごく楽しいです。勉強だけでなく、充実した大学生活を送っています。大学は、自分の力でやることが多くなり、語学の勉強は自分からしないと置いていかれます。高校よりも自主性が大事だと感じました。
次に、高校時代の話になりますが、授業の予習は、しっかりやっていました。特に、英語は、予習が大事だと思いました。Readingや読解の授業は、あらかじめ英文に目を通しておいて、内容をつかんでみてから授業に出てみてください。あらかじめ、英文に目を通していないのとでは、だいぶ違うように思います。
志望動機ですが、英語だけではなく、第二言語も習いたかったし、留学制度が充実していてせっかく語学を勉強するなら、外大に行きたいと思ったからです。高1の冬には、志望校が決まっていました。入試の形態は、公募推薦入試で入試科目は、英語でリスニングもありました。高2の冬休みから受験勉強を始めて、高3から本格的に受験勉強を始めました。4月~7月中に、文法・構文の基礎固めをして、9月までに文法はほぼ完璧にし、9月~11月は実践問題中心でした。文法・構文は、応用問題にレベルを上げ、また、どんどんこなしてきました。数多くの長文に慣れておくことが大切で、過去問は時間を計ってやってください。やり直しも必ずしてください。やりっぱなしは、意味がありません。分からないところは、ほったらかしにせずに、先生に聞きに行ってください。リスニングは、外大のリスニングCDのほかに、京都外大のリスニングCDも活用して勉強しました。
僕が受験勉強で使っていた単語帳は、ターゲット1900でした。自分にあった単語帳を見つけて、ぼろぼろになるまで使ってください。単語を覚えるには、紙に書いて覚えるやり方が面倒かもしれませんが、単語帳を見るだけの覚え方よりも効率が良いように思いました。文法や熟語の勉強には、桐原書店のnextstage がお奨めでした。
自分が受験すると思われる大学には、オープンキャンパスに行って、自分の目で確かめてみてください。自分で行きたい大学に向けて、今からでもすぐにすべきこと(入試科目を調べて、オープンキャンパスに行ったり、勉強を開始)を始めてみてください。
そして、来年4月に行きたい大学へ進学していることを願っています。受験というのは、しんどいので、やめたくなりますが、あきらめたらそれで終わりです。受験を頑張った人が大学へ入学するんですから、決してあきらめないでください。