昨日、避難訓練を行いました。火災を想定し、グランドに避難しました。約1000名の生徒がグラウンドに集合し、点呼が完了したのが7分36秒でした。ほとんどの生徒は6分ほどでグラウンドに到着していたので、点呼の方法を工夫すればもっと時間が短縮されると思います。
講評の時に「正常化の偏見」について話をしました。防災心理学でよくでてくる言葉で、自分の生死にかかわるような危険が目の前に迫ってくるまで、多少の異常事態が起きても、まだ大丈夫などとその危険性を認めようとせず、危険を無視することによって心のバランスを保とうとする働きを言います。最大の敵は、「災害」ではなく、リスクを軽視する自分自身の心であると思います。続いて、自分の命を守り、人の命を助けるために、何をすべきかについて話をしました。
校長 山田 浩