11月13日(金)の夕刻から、フェニーチェ堺小ホールで本校の「パフォーマンススタジアム」が開催されました。本校では例年、栂文化会館で「アートスタジアム」という催しをしています。芸術、体育関係の教育活動を行っている生徒たちによる発表会です。今年度は感染症の影響等で会場変更をせざるをえず、一度の開催ですべてを行うことがかなわないので、分科会として「パフォーマンススタジアム」を行いました。
発表したのはパフォーマンスを主とする部活生徒です。発表順に吹奏楽部、演劇部、軽音楽部、ダンス部がパフォーマンスを披露しました。客席は間隔をあけた指定席制にし、一つのクラブ発表が終わるたびに、続けてみる観客もすべてはいったん場外に出るという、総入れ替え制で実施しました。
ドラムの軽快なリズムの刻みにのって、管楽器たちが元気の出る音楽を演奏した吹奏楽部。クリスマスをテーマにして、心の暗部を幻想的に表現した演劇部。音楽をする喜びが響きの中に込められていて、ウキウキほっこりさせてくれた軽音楽部。統一感のある動きが観る者をどんどんと引き込んでいく、圧倒的なダンスパフォーマンスを次々と披露したダンス部。
どのクラブもすばらしいホール施設での実演に緊張したかもしれませんが、貴重な経験をしたことと思います。パフォーマンスは発表の機会があることで、レベルが上がっていくものです。それを目標にして技の修練に励むことで、単純な繰り返し練習にも我慢して取り組むことができます。とにかく一つ一つのパフォーマンスを仕上げるということが大切になります。技は身体と精神の両方の向上をもって磨かれていくものです。高ぶって震える指では美しい調べを奏でることは難しいでしょう。習うには、その心をおさめよ、という古人の教えがあるゆえんです。
ここにきて、コロナ感染症の拡大が第3波といわれる状態になってきているのが心配ですが、12月開催予定の「アートスタジアム」も関係生徒たちのよい発表の機会になることを願っています。