30 ダンス部の活動がNHKBS放送で紹介されました

 本日で2学期の中間考査が終わります。コロナ禍による状況は収まってきているとはいえ、予断を許さない気配があります。東京オリンピックに象徴されるように、この感染症拡大の影響は様々な方面に及んでいます。学校の部活動もそうです。練習、試合、大会などが思うようにできない状態がもたらされました。しかし、そういうなかでも、できるだけのチャレンジは行われて続けていて、高校生たちも刻々と変化する状況に即応しながら何とか自分たちの目標を追い続けています。

 先日、本校のダンス部の活動がNHKのBS放送で取りあげられて放送されました。「勝敗を越えた夏2021 〜ドキュメント日本高校ダンス部選手権〜」という番組です。本校はダンスの名門校として番組の先頭をきってとりあげられていて、全国大会本番に至るまでの生徒たちの取り組みを練習風景とインタビュを織り交ぜながら紹介してくれていました。そこにはコロナ禍による様々な制限を乗り越えて、部活の伝統をふまえて自分たちのパフォーマンスをどう作り上げていくのかという課題に向かっていく生徒たちの姿が描かれ、その中で生まれる様々な葛藤とそれに負けずに優勝という目標に向かって練習する光景が映されていました。過剰な演出をすることなく、淡々としたタッチで丁寧に作られた内容でして、作り手の高校生たちへの温かいまなざしが感じられる番組だったと思います。

 ダンス部の大会出場に関しては、教育庁からの依頼を受けて、私も「教育メールマガジン」に掲載記事を書きました。一部分だけ引用します。

 《予選大会後、すぐに本選にあたる決勝大会を意識しての練習をはじめました。「とにかく人の心に響く演技をしよう」「自分たちの気持ちをダンスと表情とに反映させて表現しよう」ということを強く意識して、感染症の防止対策にも細心の注意を払いながら、優勝をめざしての練習を重ねました。全国大会経験者は35人中の8人だけということの不安もあったのですが、その8人が中心となってチームをさらに活性化させていきました。全国から40校が参加した決勝大会の舞台では、こみあがってくる様々な気持ちや思いのすべてをのせて、チームで2分30秒間踊りきることができて、大きな手ごたえを感じたということです。》

 ダンス部選抜メンバーは大阪府や大阪市などが主催する「大阪文化芸術支援プログラム IN 万博記念公園」の「大阪文化芸術ステージ」にプロダンサーたちに交って唯一の高校生として参加する予定になっています。プロのダンサーばかりなので、緊張するかもしれませんが、高校生らしい活気あるパフォーマンスをしてくれるものと思っています。

 今回は特にダンス部のことを書きましたが、本校の部活動はこの状況下でも負けずに様々な成果をあげています。これからも関係者のご理解とご協力をえながら、本校部活の一層の全体的な活性化を図っていきたいと考えています。

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