34 46期生修学旅行

 10月31日(月)から11月2日(水)にかけて、本校の46期生(第2学年)が九州長崎方面への修学旅行を実施しました。季節外れの熱帯低気圧が台風に発達したので天候を心配していたのですが、結果的には全日好天に恵まれての旅行になりました。コロナ関係での憂慮事項も発生しませんでした。

 出発時の新大阪駅での集合時からとても時間をしっかりと守って素早く行動できる生徒の多い学年だなと思ったのですが、それは解散時まで継続できていました。特に、復路の新幹線下車の際には、停止時間2分間で降車と乗車をすますことになるわけですから、乗る人のことも考えれば本校の200名以上の生徒が1分間で降りなければなりません。それも時間以内にすみやかに降車できていました。

 1日目の長崎平和公園での平和学習では折り鶴を納めたのちにグループでの市内散策を行いました。宿泊先の部屋から見える夜景は本当に美しかったです。

 2日目の午前は船舶で「軍艦島」を訪ねました。上陸できる範囲は限られているのですが、有名な世界遺産を目の前にして感慨深そうにしている生徒もいました。この狭い土地にかつて何千人という人々が生活を共にしていた、日本の産業の根幹であった石炭の採掘に携わっていた、地下600メートルまでエレベーターで降りてから数キロ移動して採掘していたことなど、ガイドさんの話を聞きながら私も往時をしのんでいました。この時だけ天候が曇りがちになったので廃墟の「すごみ」が増した感じがしました。午後はハウステンボスに移動して、生徒たちは20時まで施設内のアトラクションなどを堪能したことと思います。夕刻からの風景がとても幻想的で美しく、夜間のイルミネーションも見ごたえがありました。

 3日目は午前中に水族館見学グループと有田焼体験グループに分かれて行動しました。私は焼き物体験グループのほうに付き添ったのですが、生徒たちは思い思いの造形に励んでいて、当該施設内にはドイツの有名な古城が再現されていて(マイセンとのつながりです)、なかなか面白かったです。生徒たちが手びねりした作品は年末に送られてくるとのことです。

 中学生の時にはコロナ禍で修学旅行に行けなかった生徒もいると聞きました。今回、実施できてよかったと思います。結局、私は今年のうちに初夏に45期生、秋に46期生というぐあいに2回も修学旅行に付き添うことになりました。こういう経験をする管理職も少ないと思います。今回、九州の美しい景色や印象的な風景のなかで映える生徒たちの笑顔が素敵な修学旅行だったと思います。

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