台風10号

「今まで経験したことのないほどの勢力」と言われた台風10号が、

先週末から今週初めにかけて九州の西側をかすめるように通過していきました。

直前に通過した台風9号によって少し海面の温度が低下したために勢力が弱まり、

何とか甚大な被害は免れましたが、それでも強い風雨や土砂崩れ等によって多くの方々が被災されました。

尊い命を失われた方やそのご家族をはじめ、今回の台風による被害を受けられた方々に心よりお見舞いを申し上げますとともに、一刻も早い復興をお祈りいたします。

今年は、海水面の温度が高いことにより、発生した台風の勢力が強まる傾向にあります。

また、今後は季節の移り変わりと共に偏西風が吹き始め、台風の進路も東寄りとなり、近畿地方にも近づくことが予想されます。

思い起こせば、2年前の台風21号、24号が近畿地方を直撃した際には、府立学校にも大きな被害がありました。

この年は、大阪北部地震も発生し、まさに自然災害の怖さを思い知った年でした。

これからの1~2カ月は、コロナウイルス感染症拡大防止に加えて、自然災害に対する注意が必要です。改めて、生徒、教職員ひとり一人の危機意識を高めるとともに「組織の危機管理体制」をしっかりと整えることが大切であると感じました。

そのような中、3年生の進路も徐々に決まりつつあります。

1・2年生も、学年の折り返し地点を迎えようとしています。

今後、学びが止まることなく、夢の実現に向けて成長できる環境が続くことを祈るばかりです。そして、一刻も早く、生徒の皆さんにとって「安全安心」な、そして「充実した楽しい」高校生活が戻ってくることを心から願っています。