本日、3学期の始業式を実施しました。
まずは、大きな事故もなく冬休みを終えることができたことを嬉しく思います。
コロナの感染は拡大傾向にありますが、
全ての生徒にとって、有意義な3学期になることを期待しています。
<始業式の挨拶>
生徒の皆さん、新年あけましておめでとうございます。
それぞれ、有意義な冬休みを送ることができたでしょうか。
年末には、ダンス部の応援、また、昨日はバスケットボール部の試合を見させていただき、多くの元気をもらいました。
今年も、皆さんの活躍する姿をたくさん見れることを楽しみにしています。
そんな中、学年の締めくくり、そして来年度にバトンを渡す3学期が始まります。3年生は、いよいよ高校生活も残り3週間、
4日後には「大学入学共通テスト」も控えています。
体調をしっかりと整えてください。
さて、今年は「ウサギ」年です。総務省のまとめによると、ウサギ年生まれの人は、全国でおよそ1008万人です。
年齢別でみてみると、最も多いのが、今年48歳になる人で、186万人。
ところが、最も少ない12歳は、その、およそ7割の104万人です。
日本における出生数は、年々減少しており、社会的な問題になっています。
ちなみに昨年誕生した子どもの数は、およそ81万人。
最も多かった頃の、3分の1以下になりました。
少子化は、今後も続き、かつて1億3000万人ほどであった日本の人口は、2050年には9500万人になると予測されています。
そして同時に、高齢化が進んでいます。
例えば100歳以上の人口は、平成10年におよそ1万人だったのが、現在は9万人を超えています。
国連の統計によると、30年後には日本の100歳以上の人口は100万人を超えると見込まれています。国民の100人に1人が100歳以上と言う社会が訪れるということです。
そして、この頃には65歳の人口が総人口の4割を超えると言われています。
そうなるともう、60代、70代はお年寄りではなくなるでしょう。
あらためて「少子化対策」および「高齢者対策」の必要性を強く感じます。
国のシステムや、対策が必要なのは、言うまでもありませんが、まずは、私たち一人ひとりが、問題意識を持つことが、大切だと思います。
ところで、話は変わりますが、2学期の終業式に「新たな目標を定めて新年を迎えましょう」という話をしました。
自分自身で「ゴール」を設定することで、意欲がわき、やるべきことが見えてきます。
今から例え話を一つします。
少し現実離れした話なので、あくまでも例え話として聞いてくださいね。
一日働いて、1円しかもらえないアルバイトをする人はいないと思います。。
では、皆さんが、初日が1円。次の日は倍の2円。その次の日はその倍の4円、と日給が日々2倍に増えていく1月間のアルバイトについたと想像して下さい。
最初の数日は、ほとんどお金がもらえないので、当然意欲が湧きません。
さあ、3分の1となる10日目を迎えました。もらえるお金は、512円。
「明日も1000円程度か」と目先のことだけ考えると、やめたくなってきます。1か月を考えると、まだ半分以上あるし、この辺りが一番しんどいころかも知れないです。
では、皆さん、31日目にもらうお金がいくらぐらいだと思いますか
最終日の日給は、10億7千4百万円ほどになります。
これを知ればどうですか?最後まで続けたら、大きなものを得ることができると思えば、やる気がでませんか。
日給が安い日々も乗り切れるはずです。
勉強も、部活も、習い事も、全て、結果はすぐに出るものではありません。大切なのは、粘り強く続けていくことです。
皆さんも良く知っているイチロー選手の言葉を紹介します。
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行く、たったひとつの道だと思っています。」
ぜひ、自分自身の夢、ゴールをしっかりと持ち、勉強や部活など、様々なことに、チャレンジをする1年にしてください。