9月2日(火)1・2限 夏季休業明けから喫茶販売の授業で「キャッシュドロア」を活用した新システムを導入したとのことで見学に行きました。(写真奥がこれまでの「レジスター」。手前が「キャッシュドロア」)
この新システムの大きな特徴は「モバイルオーダー」と「タブレットを使った清算」機能です。「モバイルオーダー」はハンバーガー店やコーヒー店などで導入されているシステムそのもので、スマホやタブレットで読み取ったQRコードから、注文(利用者側)や注文管理(接客側)を行うことができます。利用者の立場から見ると、離れた場所からデリバリー注文を予約できたり、席についてから自分のタイミングでオーダーしたりできるメリットがあります。一方、接客側からすると、オーダーが一覧表になってタブレット上に表示されるため、注文の受け間違いや飲食物の提供忘れを防止できたりします。
接客という学習においては、これまでの「人と人」のやり取りをさらに高めていくことに合わせ、こういった新しいシステムに慣れていくことも、今後必要になってくるでしょう。また生徒たちが、今後増えていくであろう様々な「モバイルオーダー」に、利用者として慣れておくことも必要です。今回の導入は、両方の立場からの学習にとても有効であると思いました。
もう一つの「タブレットを使った清算」機能は、これまで「レジスター」で行ってきたお金のやり取りを「キャッシュドロア」で行います。タブレットをタッチして金額を入力するところや、リアルなレシート発行など、まるで実際の店舗のようです。「清算」については、これまで保護者や地域の皆さまに授業参観を行っていただいた際「レジスターが時代に合っていない」とアドバイスをいただいたこともありました。今回の新システム導入は、こういったご意見も参考にさせていただきました。
このように、実際の店舗と見まがうような取組みですが、有料のソフト等は使えないため、教員が工夫して自作でシステムを作ってくれています。これまで踏み出せていなかったところに、大きな一歩を踏み出してくれたようでとてもうれしいです。
システム導入の話を、ワクワクしながら教頭先生にしたところ、すでに先週、職員室から「モバイルオーダー」でデリバリーしてもらったとのこと。先を越されたようでちょっと悔しかったですが、明日以降、私も校長室から「モバイルオーダー」してみたいと思います。