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Zoomを活用したオンライン授業 【知的障がい教育部門 中学部】

新型コロナウイルス感染症予防のため自宅待機となった生徒たちと、Zoomを使って朝の会やラジオ体操を実施した。自宅待機の生徒宅にあらかじめ、貸出用iPadとWi-Fi接続手順書、Zoom接続手順書を届けることから準備が始まり、約束の時間にみんなで学習活動を行うことができた。クラスでは、みんなの画面が大きく表示されるようにプロジェクターを用いてホワイトボードに映し出した。クラスの生徒は、画面に映る友だちを見て「YouTubeやな~」と言う姿が見られ、みんなで会話できていることに大喜びしていました。ラジオ体操では、自宅から参加している生徒と映像の遅れがあったものの、みんな楽しそうに取り組んでいた。

[準備物]

貸出用iPad、充電セット、Wi-Fi接続手順書、Zoom接続手順書

[保護者方からの感想]

・自宅から参加できるのはありがたかった。

・このような体験ができたことがよかった。

・保護者がそばでいないとできないため、少しの時間がありがたかった。

・Wi-Fi接続、Zoom接続について不安だったが、手順書等で丁寧な対応がよかった。

・今後も、同じようなことがあれば実施してほしい。

[まとめ]

 オンライン授業を実施するとなるとご家庭への負担が生じることが分かった。今回実施した学級の保護者の皆さんが協力的だったからできたように感じる。そこで、保護者の方々をフォローできる体制づくりが必要だと課題が見えた。実施した生徒の反応はとてもよく、ワクワクした表情や、興味津々に眺める姿、不思議そうに見つめる様子、いろいろな反応が見られた。今回思い切って実施してよかったと思う。今後は、学年でオンライン学習を体験することを目標に「eスポーツ大会」を実施する計画を進めている。緊急時や、何かしら学校に来られない状況が起きた時に、活用できるオンライン授業を少しずつではあるが広めたいと思った。