令和2年度 第二学期 終業式式辞

 おはようございます。二学期の終わりに際して、まず最初に、皆さんに御礼を言いたいと思います。   

 今年は、新型コロナウイルス感染症により、様々な制限があり、行事もいくつかができなくなりました。しかし、皆さんが予防に努めてくれたことで、制限された中ではありましたが、文化祭が実施でき、さらに、一年生の遠足、二年生の修学旅行、また、一・二年生の球技大会、そして、三年生の枚方市との連携による「SDGs課題研究合同発表会」などを実施することができました。これらは、皆さんそれぞれが自制し、予防に努めてくれたおかげだと思います。寒い中での換気や手指消毒、また、息苦しいマスクの着用などにみんなが努めてくれたおかげです。本当にありがとう。

 そんな制限の多い2020年でしたが、実は枚方高校として、いくつもの大きな成果を上げた年でもありました。まず、この厳しい状況で皆さんは授業を大事にし、よく取り組んでくれました。1学期に実施した授業アンケートは昨年を大きく上回る結果を示しており、先生方の丁寧な準備や熱心な講義などに対して、皆さんがしっかりと応えてくれたことを示しています。その成果として、56期生、3年生では国立大学を含め、既に、希望する進路を実現できた人も増えてきており、1,2年生も実力テストや資格取得などで実感を得ている人もいると思います。また、文化祭や修学旅行もこの状況の中、大成功だったと思います。

 さらに、特別活動において、三年生の、枚方市・株式会社リコージャパンとの連携企画「SDGs課題研究」やSDGsをテーマとした文化祭の各クラスや生物飼育部などの部活動の取組み、枚方青年会議所主催の「ひらかた未来フェスタ ~え?まだSDGsを知らないの?~」などへの参加などは、二つの全国紙の新聞や地元の広報誌などに何度も取り上げられ、枚方高校生の活躍を広く報道していただきました。

 枚方市の広報製作にかかわらせていただいた有志の生徒たちの記事は、「広報 ひらかた 11月号」に「特集 高校生が伝えるプラスチックごみ問題」として、A4版で6ページもの紙面をいただき、18万9千部印刷・配布されました。「若い高校生の活躍で、とても分かりやすい紙面になっていますね」「後輩たちが頑張っている姿に感銘を受けました」「枚高生による特集記事が最も印象的でした」等の感想を後日いただきました。

 日本経済新聞社主催の社歌コンテストに応募するため、枚方市のテーマソング「この街が好き(ダンスリミックスバージョン)」に合わせたダンスには、生徒会の呼びかけに応えて約100人の有志が参加してくれ、「まいかたちゃいます、枚方でんねん」と楽しく元気に踊ってくれていました。

 部活動においても、運動部・文化部とも大きな成果を上げています。各部の表彰についてはこの後、伝達してもらいますが、先日、本校の部活動の実績について私も知らなかったことがありましたので紹介します。それは、昨年度の第74回大阪高等学校総合体育大会の結果のことです。男女ともよい成績を収めていましたが、特に男子は私学も含めて大阪府で32位であり、府立高校では第3位となっていました。今年度の第75回大会でも昨年を上回る成績を収めている部もありますので、来年の発表を期待したいと思います。

 まだあります。先日、府立高校の元校長先生で、現在大阪教育大学にお勤めの方が本校を訪問された際のことです。皆さんの登校時の様子、特に挨拶について、とても元気で温かく、見知らぬ自分にも丁寧にあいさつしてくれた、色々な高校を訪問することがあるが、ピカ一であると大変ほめていただきました。私も大変うれしく思いました。

 2020年が終わろうとしています。2021年も色々なことがあるとは思いますが、皆さんが、「颯爽たり枚方」の精神で様々な状況を乗り越え、さらに成長してくれることを期待して、二学期終業の挨拶といたします。

令和二年十二月二十五日

 校長 小嶋信男

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