第62回入学式を挙行いたしました。

本日、第62回入学式を挙行いたしました。

入学する生徒の皆さん、保護者の皆様、心よりお慶び申し上げます。

以下は学校長からの式辞です。

満開の桜と共に草木の新緑も美しい、春の息吹きに満ちあふれる今日、第62回入学式を挙行できますことをたいへんうれしく思います。

ただ今、入学を許可しました62期、320名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。

在校生、教職員一同、皆さんの入学を心から歓迎します。

あわせて、保護者の皆様には、お子様が、本校に入学されましたことを心からお喜び申し上げます。

枚方高校は、昭和三十八年(1963年)四月、この枚方の地に開校いたしました。以来、今日まで2万3千4百名を越える卒業生を輩出し、様々な分野でご活躍され、「北河内に枚高あり」と地域に信頼される学校として根付いてまいりました。

本校は、校訓「自主・自律」、「誠実・勤勉」、「清新・進取」のもと、普通科と国際文化科を併置する伝統ある高校として、自ら学び、主体的に判断し、行動できる力を備え、国際社会において異なる文化を持つ人々と、ともに生きる資質や能力を持った人物を育成することをめざし、普通科も国際文化科も分け隔てなく、多様性を重んじ、共に学び、共に高めあう教育を実践しているところです。

新入生の皆さん、いよいよ今日から枚方高校生としての生活が始まります。

高校生活のスタートに当たり、本校の校訓である「自主・自律」「誠実・勤勉」「清新・進取」について、皆さんに伝えたいと思います。

まずは「自主・自律」。

「自主・自律」とは、自ら主体的に考え、判断し、実行し、自己の行為の結果に責任をもつことができることです。

何が正しくて何が間違っているのか、深く考えずに他人の意見や行動に左右されたり、責任を他人に転嫁したり、感情に流されたりせずに、自らを律することができる、コントロールできるような存在であってほしいと思います。

次に「誠実・勤勉」。

「誠実・勤勉」であることとは、他者にも自分自身に対しても嘘をつかない、偽らない誠の心、即ち「まごころ」をもって人に接することができ、自分に向き合うことができることです。

学習、行事、部活動や地域との交流活動、進路など、直面する課題に対して、誠心誠意、向上心を持って努力できることだと思います。

「今の自分の考えや行動は、誰に対しても誠実だと言えるのか、努力を怠っていないか」と、常にそう問いかけることができる人であってください。

そして、「清新・進取」。

「清新」とは、清らかで新鮮であること、清々しくて爽やかな状態のことを意味します。

今まさに、新入生である皆さんに特にぴったりと当てはまる言葉だと思います。その清新な気持ちを忘れず、これまで皆さんが育んできた様々なチカラを思う存分発揮してください。

豊かな人間性、感性や創造力、協調性などを生かし、みんなが自分らしさを大切にできる、そして互いを認め合うことができるようにしましょう。全ての皆さんが、心も体も生き生きとしていられるような状態、関係をつくってください。

「進取」とは、進んで取り入れたり取り組んだりすると書きます。要するに、経験が有ろうが無かろうが、常に積極的に新しいことに挑戦すること、不安があっても勇気や向上心を持って取り組むことです。行動に移す前から、自分の中で勝手に限界を決めてしまうのではなく、失敗を恐れず、志を高く持って一歩また一歩と、着実に前進してください。

「自主・自律」「誠実・勤勉」「清新・進取」

本校の校訓をしっかりと覚え、大切にしてもらいたいと思います。

保護者の皆様方、改めましてお子様のご入学、誠におめでとうございます。

私たち教職員一同、お子様一人ひとりが、三年間で多くのことを学び、そして、心豊かな人間性をより一層育むことができるよう、全力を尽くして教育に取り組む覚悟でございます。

保護者の皆様におかれましては、本校の教育活動に対するご理解を賜り、積極的なご支援とご協力をいただきますようお願い申し上げます。

結びに、62期生の皆さんが「枚高で未来を拓こう」と努力し活躍されること、そして成長されることを通して、「枚高最高!」と心から言える高校生活を送られることを期待し、式辞といたします。

令和6年4月8日

大阪府立枚方高等学校

校長 寳田 康彦

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