先週末、7月15日は進路行事が目白押しでした。
午前中は、2年生「一日総合大学」で、2コマ、自分が興味のある分野の大学の先生の講義を聞きました。(様子は、校長先生のブログにあります)
私は「教育学」と「栄養学」の講義を聞きました。自分も「教育」に携わる人間ですが、大学の先生の話を聞いて、「なるほど、そう繋がるんだ!」と思うことの連続でした。現場の教員は感覚や経験に頼ってやっていることが多いのですが、大学の先生の理論に基づいたお話は、非常に参考になりました。
午後は、3年生の希望者対象に「国公立推薦入試説明会」を実施し、約100名の3年生が参加しました。
国公立の推薦入試は、時期や方法が様々で、私たち教員も募集要項を見ながら一つ一つ確認しています。一般選抜より早く結果が出るので、飛びつきたい気持ちは理解できますが、「共通テスト、2次試験の勉強に、推薦の準備は+アルファになり、負担は増えるので、そこをしっかり見極める必要がある」という言葉が非常に印象的でした。
1600字の志望理由書が必要な学校もありますが、1600字を書くのは非常に時間がかかります。大学の先生に聞いたのですが、インターネットに書いてあることを適当に加工したものはすぐにわかる、その人の「高校時代のがんばりと、将来のビジョン」が見たい、とおっしゃっていました。早くから「添削してください」と持ってきてくれる人もいますが、確かに「がんばりとビジョン」がない文章は、文体は直せても、中身は光ってきません。
推薦を本気で考えている人は、そのあたりを夏休みにじっくり考えてください。