文化祭「卒業生に聞こう」感動でした

今日、文化祭2日目の午前中に、74期生の7名をお招きして、進路指導部企画「卒業生に聞こう」をやりました。

初めての企画でうまく進めることができるか心配でしたが、見違えるほど成長した卒業生たちのおかげで非常にいい会になりました。

会の前に「どんなことを一番伝えたい?」と聞きました。

●A君:「あかんかったら浪人したらええわ」という軽い気持ちで浪人してもしんどいだけ。「絶対ここに行きたい」という明確な理由があってこそ、1年間頑張れる

●B君:前期で第一志望校に不合格になり、浪人するか迷ったけど、後期で合格した大学に進学した。けど、今から考えるとどこの大学に行くか、ではなく、行った大学でどう頑張るか、が大切だと思う。

●C君:偏差値で大学を選ぶ子もいるけど、自分は「本当にやりたいことって何だろう」と考えて広島大に決めた。結果、今まで一生懸命勉強した科目を受験で使わないことになったが、それは無駄にはなっていないし、志望校を変えることを恐れる必要はない。

●Dさん:志望校選びは「まず国公立から」というけど、自分がやりたい勉強ができるなら私立でも専門学校でも海外でもいいと思う。国公立に縛られず、自由な発想で志望校を選んでほしい。

●Eさん:3年の夏ごろまで、「何となく公立大」と思ってきたが、それでいいのかなと思ってしまってから一週間は勉強も手につかなかった。オープンキャンパスも終わっていたので、資料を見るしかなかったけど、一から志望校を考え直してよかったと思う。

●Fさん:3年の冬に一時勉強がしんどくなり、公募で受かっていた私立でいいかな、と思った時期があった。が、家族に励まされて、最後まで頑張ることにした。あきらめず、やりきってよかったと思っている。

●Gさん:選択科目の関係で受験できる学校が限られていて、大学選びに苦労した。そういう後悔がないよう、幅広い大学に対応できる科目選択をしてほしい。

また、サークルやアルバイト、一人暮らしの話も聞けました。中には、おうちからの仕送りなしでやっている人もいて、節約レシピの披露もありました。

参加くださったのは保護者の方が多かったので、「保護者にどんな声をかけてもらったとき嬉しかった?」という問いかけに対する答えに、会場の方々(私も)が涙する場面もありました。

成長した教え子の姿を見れることは、最高の教師冥利ですが、そういう意味では今日は本当に嬉しい一日でした。

また、終了後話しかけてきてくださった保護者がお二人おられました。お一人は「先生に20年前教えてもらっていました。」というお父さん。「先生、全然変わりませんね。」と言ってくれましたが、私は立派なお父さんになられて、声をかけてもらえたこと、これも嬉しかったです。

そして、もうお一人。「先生のブログ見ました」と・・・

八尾の矢作神社のお守りを下さいました。ありがとうございます!

応援していただいているんだなあ、と改めて背筋の伸びる思いでした。早速飾らせてもらいました。

終わったあと、いろんな先生から「来年は、体育館で生徒全員の前で話してもらったらどうですか。」と声をかけてもらいました。「今後ともよろしくお願いします。」と卒業生にお願いして、この会を終わりました。本当にありがとうございました。