最後の伸びを信じて

先週あたりから、私立大学の合格発表がピークを迎えています。

 今年度は、大方の予想通り、私立大学は昨年より広き門になっているように思います。公募推薦では合格者が少なかったK大学も、共通テスト利用での合格者は非常に多かったです。

 ただ、合格者が多い年ほど、私たち進路指導部の教員は、不合格者に対する声掛けやこの後の出願指導を丁寧に行うよう、心がけています。「周りが合格しているのに、自分は...」と落ち込むのは当然です。もちろん、これから出願できる大学、年度内にもう一度チャンスがある大学はどこなのか、おしてどれくらいあれば合格できるかなどのデータ取集も行っています。しかし、それよりも大切なのは、「まず本人の思いを吐き出させ、話をよく聞く」ことだと思います。

 今朝も、担任の先生からこの件でご相談がありました。進路指導室には、大学から頂いているものすごい量のデータがあるので、ついその話をしてしまったのですが、その話の中で「学年主任のY先生は、まず本人の気持ちを聞くことが大事」とおっしゃったと聞き、その通りだと反省しました。混乱している頭で、受かる大学を探しに行ってもいい結果は出ません。

このブログでも何度かお伝えしましたが、今年の3年生は2月も学校で自習している人が非常に多いです。

先ほどお昼ごろ通りかかったときは、仲良くお昼を食べていました。息抜きの時間は本当に楽しそうです。一人で籠らず、いろんな人と話をしてください。その中で、自分の考えも整理できるはずです。