3年生国公立ガイダンス(前半)の様子です。

文化祭も終わり、今日、共通テストの願書の提出締め切り日です。いよいよ入試突入です。

昨日、3年生希望者に対して、国公立大学ガイダンスを行いました。理系・文系をさらに、難関10大学・それ以外に分けて、4グループで行いました。昨日はそのうち2グループです。

このガイダンスには、前回の推薦説明会同様、今春卒業された75期の進路サポーターをお招きして、アドバイスをしてもらっています。

文系国公立コースは、大阪教育大と岡山大に進学された方が来てくださいました。

お二人は自らの経験を踏まえてこんな話をしてくれました。

「第2志望の大学で小論文が必要な人が多いけれど、国語の2次対策をしっかりやっておけば、小論文は共通テストの後でも十分対応できる。」「関西大学を併願で受けたけれど、全勝ではなかった。やはり複数回受けないと、抑えはキープできない。」「最初は何となく〇〇大学と思っていたが、自分のやりたい勉強や将来の仕事を考えて、もう一度広い範囲から大学を探した。」など、受験生の知りたいことに手が届く話をしてくれました。

一方、理系難関国公立コースは、同じく75期生で京都大に進学された2人が来てくれました。

お二人は、3年生の時同じクラスで、お互いのことを「戦友」と言っていました。勉強でわからないことを聞きあったり、愚痴を言いあったりしたそうです。受験直前のLINEを見ると、「こんなんで受かる気せえへんよなあ」と弱音だらけだったと言っておられました。だから後輩たちにも、「いい戦友を持ってほしい、そして、弱い自分を否定しないでほしい、ストイックになる必要はない、ダメな自分をいやというほど見せつけられるけどそれでいいんだ。」しかし、受験が終わってみると「自分はこんなに成長したんだ」と目の前がぱあっと明るくなる瞬間がある、という話は、3年生も勇気つけられたと思います。

勉強方法のことは、京大生ですから、凡人が思いつかないような話をしてくれるのか、と思いきや、2人が声をそろえて言ったのが「基本が大切」でした。この時期になると、基本的な勉強を軽視し、難しい問題をやりたがる人はいます。が、彼らの周りで受験に成功した人は、そうではなかったそうです。難しい問題は、基本的なことが組み合わさっている問題なので、基礎なしで理解しても、他の問題に応用できない。基礎が身についてから問題演習をガンガンやることで、入試問題が解けるようになる、という話を何度もしてくれました。生徒だけでなく、私たち教員もいろんなことを考えさせられました。

後半(文系難関国公立と理系国公立)は明日行います。明日も楽しみです。