生野の良さ

 昨日、卒業生(76期生)2人が進路室に顔を出してくれました。部屋に入ってきた瞬間、「めっちゃ爽やかな大学生!」と思わず言ってしまいました。やはり、3年生の時は常にプレッシャーがあり、こんな爽やかな笑顔を見ることはなかった、ということですね。

 彼らは法学部と経済学部に通っています。もちろん、まだ1回生ですから専門の授業は少ないようですが、それでも、それぞれの学部でどんな勉強をするか、大学の講義以外にこんなことも勉強したい...など、楽しそうに話してくれました。

 自分が大学生だった40年前は、まじめに勉強する大学生は非常に少なかったです。授業も出ず、テストは過去問で何とか乗り切る大学生が大半で、自分もそうでした。クラブをするために大学に行ったようなものです。もちろんそれはそれで、いろんなことも経験できて充実した大学生活でしたが、歳とともに「大学でもっと勉強しておけばよかった」と後悔するようになりました。そういう意味でも、キラキラしてる彼らがとても羨ましかったです。

 3人でいろいろな話をしましたが、非常に印象に残ったのは、「卒業してから、生野の良さがわかった」という言葉でした。生野は勉強オンリーでもないし、部活オンリーでもない。そして、学校の決まり事や指導も偏っていない。とてもバランスのいい学校に通っていたことが、卒業してわかった、と言うのです。きっと、大学の友達と話していて感じたのでしょう。

 今週末には文化祭があります。卒業生もたくさん顔を出してくれると思います。成長した彼らの話を聞けるのがとても楽しみです。