本日13日、大阪大学医学部保健学科の山崎あけみ先生を講師にお招きし、1~3年生の希望者20名に対して、看護学の模擬授業をしていただきました。
山崎先生は小児看護学がご専門なので、今日の授業も、急性骨髄性白血病にかかった5歳の男の子の看護についてのお話でした。私は事前にレジメを頂いていたのですが、自分も3歳と2歳の孫がいるので、正直言って「今日の話は聞くのが辛いかな」と思っていました。
が、先生のお話は、ただ病気と闘って可哀そうな子供の話ではなく、病床にありながらも「発達する権利」を子供は持っている。そして、自分の病状やこれからの治療の方針を「知る権利」も持っている。もちろん大人と同じように理解することは出来ないけれど、子供の発達段階に応じた方法で、理解させることは大人の義務である。「どうせ子供にはわからないから、周りの大人が決めてあげればいい」という考え方ではなく、子供が輪の真ん中にいて、皆で一緒に考えることで、自分を大切にする自立した少年、大人に成長していく、というお話は非常に考えさせられました。
ちなみに、先生の自己紹介の中で、私と同じ高校のご出身ということを知りました。大学の先生ということで、自分もとても緊張していたのですが、同じ高校に通っていたというだけで、緊張がほぐれました。自分も保護者の方の前でお話しするとき、ちょっとした自己紹介を入れれば、聞いている方も聞きやすいのかなと思いました。
山崎先生には、暑い中わざわざ学校に来ていただき、貴重なお話を聞かせていただきました。ありがとうございました。生徒たちも、とてもいい刺激を受けたことでしょう。
来週は大阪公立大学のリハビリテーション学科の先生の模擬講義です。