デジタル読解力

経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査『PISA(ピサ)』の2018年調査の結果が発表されました。日本は読解力で平均点が落ち、順位も前回の8位から15位に下がりました。デジタルの情報を読む力が不足しているとのことである。読書活動との関わりも指摘されており、読む本の種類や頻度との関係もデータとしてあります。伝記などの「ノンフィクション」、小説などの「フィクション」を「月数回」「週数回」読むと回答した生徒の平均点は「月1回ぐらい」「年に数回」の生徒に比べて有意に高かったのです。特にフィクションを読む生徒の平均は読まない生徒の平均より45点高かったのです。新聞を読むことや読書活動については、その重要さを指摘する声は多いのが現実です。大学に進学して専門的な学問を学べば、更にその重要性は増してきます。春高生の多くの皆さんにも本を読むことの楽しさに気づいてほしいと思います。