1995年1月17日

1995年1月17日早朝、神戸市内の自宅で仕事に行く準備をしていた時に大きな揺れが起こりました。最初は何が起こっているのかわかりませんでした。台所の食器が散乱し、2階では子どもの泣き声がしていました。長男は小学校低学年、末娘はまだ2歳でした。家族の無事を確認した後に、コートを着て外に出ました。家には亀裂が入り、近所の家の多くの屋根瓦が落下していました。交通網が遮断されて1週間ほど仕事に行くことができませんでした。電気はほどなく回復したものの、水道は1週間、ガスは2週間ほど使えませんでした。入浴・洗濯のために遠くまで移動しなければいけない日々。トイレの水は近くの川の水も使いました。ライフラインが寸断されたストレスは相当高かったことを記憶しています。まもなくあの日から25年が経過しようとしています。自然災害は起こってほしくはありませんが、備えは必要なのです。学校や地域、そして社会においても意識が高まってきているのは良いことだと思います。