心配なことがある時は

 毎日コロナウイルス感染症の報道が次から次にものすごい量で私たちに伝わってきます。正しい情報を得ることは大切ですし、仕事にとっても必要なことなので、積極的に情報をとるようにしています。でも、あまりに問題が深刻過ぎて、そして先が見えないという不安もあって、対策を考えるというのは、もちろん第一にあるのですが、少しずつ少しずつ心配なことが占める範囲が意識しないうちに増えてきたなと思います。例えば、通勤の電車の中で、乾燥のせいで喉がイガイガして、必死で咳をしないようにとするのですが、それでも思わず咳をしてしまうと、確実に周りの人の何人かがこちらに視線を向けているのがわかります。また、しばらく連絡をとらなくなった友人がいると、大丈夫かな?とふと気になります。少し身体がだるいなと思うと心配になったりします。毎朝、そして仕事から帰ってから、検温をしています。平熱だとほっとします。

 生徒の皆さんは、どんな気持ちで毎日過ごしているでしょうか?ここ数日、色々な催しや、部活動の大会が中止になるというニュースも続いています。特に、部活動の大会や発表の機会がなくなるということは、目標を見据えて、日々の部活動に取り組んできたでしょうに、大切な機会を失うということになってしまい、本当に残念という一言では片付けられない思いでいるでしょう。学校行事もそうです。GW明けの状況によって、中止や延期を正式に決定していかなければなりません。

 本当にかつてない状況に私たちは追い込まれています。でも、そんな中で、それぞれの立場で、それぞれの状況で、みんな踏ん張っているのだと思います。ひとりで抱え込まずに、心配事がある時は、誰かに話してみるのがいいと思います。家族でも、友人でも、先生でも、そして、相談にのってくれるプロの方でも。学校のHPのトップにも「スクールカウンセリング・スーパーバイザー(SCSV)先生方より皆さんへ」というメッセージが掲載されていますので、見てみてください。