いろいろな教科で、先生方が授業動画の撮影に取り組まれています。講義型のものもあれば、課題の解説、化学の実験など・・・それぞれ工夫をされているようです。
2年生の国語は、「宇治拾遺物語」の解説です。初めての撮影とは思えない、とても落ち着いた解説ぶりです。もう一人の先生が生徒役をしたり、少しお茶目な雰囲気もちりばめられていて、先生方の思いが感じられました。「狩衣(かりぎぬ)」の説明では、実際の写真を見せるだけでなく、なんと、担当の先生が、合気道の道着姿で登場!細部についての説明がありました。もう一人の先生の動画もあるそうです。編集をして、HPの学年の教科のところに掲載されますので、楽しみにしていてください。
夕方第一講義室では、社会科の先生が動画撮影をされていました。一度撮影したけれど、出来上がりに納得がいかないということで、再チャレンジされていたようです。廊下で少し聞いていたのですが、誰もいない教室で、教壇に立ち、熱心に説明をされていました。きっと目の前に生徒の皆さんがいると思って、語りかけているのだと思います。仕上がりが楽しみです。
生徒の皆さんも休業日が続くことで、ストレスが溜まったり、不安や焦りを感じていると思います。それは、先生方も同じなのです。授業のこと、行事のこと、部活動のこと、進路のこと・・・誰もが経験したことのない今の状況で、先の見通しもたたない中、『今できること』を考えて、工夫をしてやっていこうとしています。「できないことを数えるより、できることからやっていく」というのは、口でいうほど簡単ではありません。でも、私たちはプロフェッショナルとして、力を合わせて乗り越えていこうとしています。生徒の皆さんも、気持ちを強く持って、目の前の課題に挑んでください。
ともに、前に進もう!!