昼休みが始まってすぐ、校内放送がありました。
保健委員から、新型コロナウイルス感染症予防のための対策についての注意喚起です。みんなのために、当たり前のことをみんなでやって行きましょう!という呼びかけでした。とてもいい放送でした。
明日から9月ですが、これから文化祭、体育祭と学校行事が続きます。コロナとの共生と経済を回すことの両立が求められるなか、日本は揺れ動いています。何が正しいのか、明快な答えはなく、ここまでがんばればいいというゴールも見えず、誰にとっても苦しい日々です。それでも、私たちは一日一日を生き抜いていかなければなりません。そして、学校という場では、できるかぎり教育環境を整えて、二度とない時間の今を少しでも充実したものにしたいと思います。
だからこそ、「当たり前のことをみんなでやって行く」ことが必要なのです。先日示された新しいガイドラインには、生徒も教職員も感染症対策の徹底をとあらためて記されていました。授業も部活動も、そしてみんなで一斉に動く学校行事も、少しでも充実したものになるよう、でも、決して無謀にはならずにやっていきたいと思います。そのためには、生徒も教職員も保護者の方々も、春高に関わるすべての人々の協力が必要です。自分を大切に、そして周りも大切に、互いに補い合いながら、一緒に前に進んで行きましょう!
休み明けの今日、保健室を訪れる生徒が多かったようです。この土日、異常な暑さでしたものね。部活動でがんばっていた人たちも疲れが溜まってきて、身体が悲鳴をあげているのかもしれませんね。暑さのあまり、エアコンをがんがんかけて、身体が冷えて体調を崩してしまったという生徒もいたと聞きました。
身体だけでなく、心の余裕もなくなってきているかもしれません。3年生は、勉強が思うように進まないと思ってしんどくなっている人もいるかもしれませんね。自分が今、どれだけできているかは客観的に観ることができないので、焦ると思いますが、大丈夫です。自分を信じて粘りましょう!しんどいのも、焦るのも、誰でもどこかで経験します。自分だけではないということを覚えておいてください。短い夏休みの後、登校するのが嫌だなあと感じることもあるかと思います。特に1年生は、新しい環境での緊張が続いて、ちょっと頑張りすぎている人もいるのではないでしょうか。2年生もそろそろ進路のことも考えないといけないとか、部活動の中心として頑張らないといけないとか、やらないといけないと思うことが多くなってきていることと思います。それから、これから文化祭、体育祭と学校行事が続いていきますが、とても楽しみに思っている人もいるけれど、「苦手だなあ」と思っている人もいますよね。
頑張ることは大切です。それと同じくらい、自分の心身の状態を自分でコントロールすること、しんどい時はしんどいと言い、いったん立ち止まることも大切です。
立ち止まって、一息ついて、また歩き出すことができるように、時には誰かの力を借りてみましょう。強がらずに、弱い自分もちゃんと認めてあげて、また新しい一日を迎えましょう。自分のペースで生きて行きましょうね。励ましたり、甘やかしたりしながら。
自分を大切にすることは、周りの人を大切にすることにつながります。