社会の一員としての自覚

 昼休みに生徒会からの連絡の放送があり、それに続いて、秋の交通安全週間に関連した注意喚起の放送がありました。

 『高校生も社会の一員としての自覚をもちましょう!』

 そうですね。街を歩いていると、猛スピードで飛び出してくる自転車、道をふさいでいることも気が付かずだらだらしゃべりながら歩いている人たちと、イライラ、ハラハラ、ヒヤヒヤの場面がよくあります。昨日も考えられないようなところに、どーんと大きなバッグを置いて立ち話をしている人たちがいました。通勤時で、急ぎ足の人々がその人たちをよけながら歩いているのですが、まったく気にならない様子で、邪魔になっているなんて思いもよらないという感じでした。なんだかそのことに、「すごいな。」とあきれるというより、感心してしまいました。

 「この人たち」が、高校生だった・・・というのではありません。子供であれ、学生であれ、大人であれ・・・誰もがもう少し周囲に気を配ればいいのではないでしょうか。そういう自分も、朝の大阪駅で、乗り遅れないようにとエスカレーターに向かって走り出そうとして、横から歩いてきた人とぶつかりそうになるということもありました。「少しの気配り」のその「少し」というのが、なかなか難しい面もありますが、でも、そう心がけるようにできればいいと思います。よりよい社会の一員として。