校歌の話♫

 今日、本校で教科書などを販売してくださっている書店の方が校長室に来てくださって、お話をうかがいました。本校の卒業生で、保健体育科の岡本先生と同級生だったとか。

 その方に教えていただいたのが、校歌の話です。本校の校歌は、このHPにも掲載しており、

    作詞:細川 真  作曲:山田 耕筰

とあります。この作曲をされた山田耕筰さんというのが、かの有名な作曲家の方で、今NHKの「エール」というドラマで、この山田耕筰さんをモデルにした作曲家の役をあの故志村けんさんが演じておられたのです。

 そして、作詞の細川真さんは、春日丘高校の国語の先生でした。在学中に授業を受けた時に、春日丘高校の校歌の作曲を山田耕筰さんにお願いした時のエピソードを細川先生が話してくださったそうなんです。なんでも当時かなりの有名人でお忙しかった山田耕筰さんには、なかなか連絡が取れず、なんと、細川先生は同僚の先生と二人で上京し(東京に行くことですね)、それでもなかなか会えないので、山田耕筰さんが鉄道に乗る予定をつかんで、駅で待ち伏せして、頼み込んだとか。

 なんと!春日丘高校の校歌は、当時の先生方のこんな情熱から生まれたものだったのですね。

 そんなエピソードを教えていただいて、「さすが100年を超える伝統校だなあ。」と感心していたのですが、帰宅して、今日のNHKの「エール」の放送に、小山田耕三(山田耕筰さんをモデルにした役名)役の志村けんさんが、主人公への伝言という形で登場したとニュースで知りました。ちょっとした偶然ですが、いいお話を聞けてよかったなあとあらためて思いました。ありがとうございました。

 全校生徒が揃って、校歌を歌える日が早く来ることを祈ります。