春高サイエンスレクチャー:研究の醍醐味!を伝える

  今週は火曜日から午後に懇談を行っているため授業がありません。その時間を利用して、本日13時10分より、第3講義室で『脳のお話~神経科学入門~」というタイトルで、春高サイエンスレクチャーが開催されました。例年は、理科の指導教諭の吉新先生中心に、1泊2日の「サイエンススタディ」が実施されるのですが、今年はコロナ禍のために中止せざるをえませんでした。「コロナのせいでできなかった。」で終わるのではなく、何か生徒たちを刺激することができないかということで、この「春高サイエンスレクチャー」を企画してくださいました。

 講師は、理学博士の高見先生です。先生は、昨年まで、あのiPS細胞で有名になった国立研究開発法人理化学研究所で健康制御チームスタッフとして研究に携わっておられました。大学・大学院と研究を続けた正真正銘の理科ガールです。今年度は大阪府の実習教員に採用され、ご縁があって4月から春日丘高校に勤務されています。

 見えにくいですが、写真の2枚目に写っているのがiPS細胞です。

 研究とは?発見とは?研究者とは?を含めて、ご自身の体験からのお話なので芯がしっかりあって、なるほど!と納得できる言葉でした。

 最後に、『研究の醍醐味』を3点話されました。

  ①世の中で私しかこの事実を知らないんだと思う瞬間

  ②自分の研究が将来誰かに役立つかもしれないという期待

  ③世界最先端で戦えるわくわく感

 参加していた生徒たちは、終了後も質問の手がたくさん上がり、私が理解できないような質問もありました。この中から研究の道を志す人がでるかもしれませんね。

 高見先生、ありがとうございました。

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