初の大学入学共通テスト(第1日程)まで一週間

 制度変更にすったもんだがあった「大学入学共通テスト」ですが、このコロナ禍が追い打ちをかけ、受験生にとってはいつも以上に気を付けないといけないことが増えました。いよいよ一般入試シーズンが始まろうとしています。年末と同様、昨日も会議室で直前対策に挑んでいる3年生がたくさん登校していました。これから、共通テスト、そして私大入試、国公立2次試験と続いていきます。感染症拡大がどうなるのか、緊急事態宣言の影響はどうなのか、と気を揉みますが、すでに伝えられている注意事項を今一度確認して、そして今後新たな情報が伝えられる可能性もありますので、聞き逃さないようにして、落ち着いて当日が迎えられるようにしてください。

 共通テストは、第1日程(1月16日・17日)と第2日程(1月30日・31日)があり、第2日程は、第1日程の追試験日にもなっています。第2日程の追試験日は、2月13日・14日です。全国の多くの受験生が第1日程で受験を予定しているようです。このように日程が用意されているのは、もちろん新型コロナウイルス感染症のためです。具体的にどういう仕組みになっているか、簡単にまとめておきます。

【大学入学共通テストの場合】

・感染が判明した場合:回復するまで受験はできないので、受験票にある「問い合わせ大学」に電話連絡して、追試験を受けることになります。

・保健所により濃厚接触者と認定された場合:試験前日の午前10時までに「問い合わせ大学」に電話し、条件により別室受験が認められることになっています。その条件は、自治体によるPCR検査が陰性で、かつ受験当日も無症状であることです。また、公共交通機関を使わずに試験会場に行くこととなっています。

【個別試験の場合】

・文部科学省から、各大学に対して「個別試験」でも同様の対応を検討するようにと伝えていますが、それぞれの大学の対応については、追試があるかどうか、受験の条件など必ず受験する大学に確認をする必要があります。感染が判明したり、濃厚接触者と認定された場合は、すぐに大学に連絡をして、その指示に従ってください。

 最後に受験生の皆さん、もう先生方から何度も言われていることかもしれませんが、ここからは、いかに自分の状態を平常に保てるかが大切です。

 ①健康管理はもちろんのこと、試験当日の時間に合わせて生活リズムを整える。

 ②焦りは禁物。あれもこれもと今さら考えず、「これ」と決めて見直したり、確認したりする。

 ③試験当日の準備は早めに整え、前日に焦ることのないように。

 不安なのも、緊張するのもみんな一緒です。気持ちを強くもって、挑戦してください!