教育相談の教職員研修

 5日(金)の放課後に「緊急支援時の対応と予防教育」というテーマで、京都女子大学でも教鞭をとっておられるSCSVの阿部 彩先生を講師にお迎えして、教職員研修を行いました。当初、参加型の研修の方が効果的だということで、企画していただいていたのですが、緊急事態宣言が延長となり、急遽、京都市で就学前の生徒の心のケアに携わっておられるSWのわくい先生が応援に来てくださることとなり、デモンストレーションをしながら、お話しいただきました。

 まず、緊急支援時の対応のポイントを阿部先生のご経験を交えながら、簡潔にお伝えいただきました。その後、予防教育についてお話しいただきました。事前の打ち合わせでも、何かが起こった時に的確に対応できることももちろん大切だけれども、何より普段からの予防が大事だと阿部先生はおっしゃっていました。

 効果的な予防教育の手法として、紙芝居技法とイヌバラ法をデモンストレーションを交えて教えていただきました。

 紙芝居技法は、簡単に説明すると以下のように行います。

  ①目をつぶって、芯の柔らかい鉛筆で紙の上に殴り書きをする。

  ②次に目を開けて、「何か」に見えたものに仕上げていく。

  ③色をつける。

  ④タイトルをつける。

  ⑤同じ要領で合計3枚絵を完成し、最後に紙芝居をする。

 今回は、わくい先生と教員2名が協力して各自の絵を1枚ずつ持ち寄り、3人でストーリーを相談し、一人の先生が発表するというデモンストレーションになりました。即興でとても味のある紙芝居になりました。

 研修の後で、実際に全員がやってみることができたら、もっとよかったですね・・・と阿部先生ともお話ししました。早く、自由にのびのびと色々なことができるようになってほしいと思います。

 阿部先生、わくい先生、お忙しい中、ありがとうございました。これからも積み重ねて行きたいと思います。

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