コロナ疲れと変異ウイルス感染拡大

 昨日の土曜日は一日勤務で、帰りに大阪駅の改札を出た時に「うわ、すごい!」と思わずマスクの中で声をだしていました。まさに、人、人、人の波。やはり、この季節、会食や買い物、特に目的がなくてもどこかに出かけたいと思うことも多いですよね。私も、一昨日高校の同級生から、「プチ同窓会をする。」との連絡をもらいました。高校2年生のクラスが中心なのですが、高校3年になった時から同窓会をしてきた同級生たちです。(幹事役をしてくれるマメな人が2人くらいいるのが、続いている大きな理由ですね。)同窓会といっても、数名で集まるだけだそうですが、「今は選抜作業の真っ最中で、そんな気力も体力もないから残念だけど。」と断りました。昨年末にも恒例の同窓会を少人数でやろうという呼びかけがありました。その時は、「自粛中だからやめとくわ。」というと、「教育公務員は大変やな。」とのこと。うーん、みんな一緒じゃないの?と思ったものでした。

 高校生の皆さんは、もっとのびのび活動したいという思いが、積もりに積もっているのだろうなと。何も気にせず、マスクなんて煩わしいものもとって(花粉症の人は必需品ですが)、好きな時に好きな所へ出かけ、高校生の今だからこそ時間に余裕があってできることがたくさんあるはずですものね。

 もう色々なところで聞き飽きたことだと思いますが、やっぱり思うことは、「できないことを数えるより、できることをやってみる、工夫してやってみる。」そういう気持ちをもっていてもらいたいということです。そして、「がんばりすぎないこと。我慢しすぎないこと。しんどい時は、休憩すること。誰かと話をしてみること。」そんなことも忘れないでください。これは、高校生だけでなく、大人でも誰にでもあてはまることだと思います。

 さて、変異ウイルスへの心配です。先日大阪の感染者数が111人という新聞記事をちらっと見て、「やっぱりコロナ疲れから、全体的に緩んできている影響かな。」と思ったのですが、その後、変異ウイルスへの感染者数が、大阪が一番多いという報道があって、心配度数がぐんと上がりました。変異ウイルスは、感染力が強く、他県ではクラスターも発生している状況ですが、子どもにも感染するなど確かな情報かどうかは明確ではありませんが、学校としても色々心配なことが報道されています。ただ、結論は、『確かなことはまだわからないから、過度に恐れず、基本的な感染症対策の徹底を!』ということになります。心配していても何も変わらないですから、学校も気を緩めず、感染症対策を徹底しながら、工夫しながらできることを増やしていくことかと思います。

 春高生の皆さん、まずは来週の終業式まで健康に留意して、時間を有効に使って、新しい学年を迎える準備を進めてください。2年生はその後の修学旅行のために体調を整えてくださいね。