「まんぼう」適用決定

 政府は大阪府・兵庫県・宮城県に対し、「まん延防止等重点措置」を適用することを決定しました。今月5日から来月5日までとのこと。内容は、大阪市内の飲食店へ午後8時までの時短営業の要請、府民に対して、4人以下でのマスク会食の徹底、宴会を伴う花見の自粛、市内での不要不急の外出自粛などが呼びかけられます。

 私は大阪市民ですが、ここしばらくの様子を見ていると、「ずっと我慢してきたけど、春の陽気に誘われて、もうじっと我慢しているなんてできない!」という様子があちこちで見られます。この前の休日に、用事で本町に出かけ、近くの靭公園が桜が満開だったので、公園を通って帰ろうと行ってみると、学生や家族連れ、お母さんと小さな子供のグループ、初老の方たちのグループなど、様々な年代の人たちが桜の下に集って、みんなで楽しそうに食事をしていました。戸外だから大丈夫!というのもあるのでしょうね。ニュースを見ていると、色々な場所(戸外)で集まって飲み会をするというのがあちこちであるようです。気持ちはとてもとてもわかります。私も会ってゆっくり食事をしながら積もる話をしたい人がたくさんいます。「飲みに行こうね。」と言いながら実現していない飲み会がたくさんあり、「コロナが落ち着いたら集まろうね。」と言いつつ、仕事が忙しいのもあって、一年近く会えていない人もいます。SNSを通じて連絡は取り合えるし、少しくらいなら話もできますが、やはり会って会話をするのとは全然ちがいますものね。「電話でもいいよね。」と言いながら、お互いに電話で話をしないのは、やはりちゃんと会ってじっくり話を聞いてほしいとお互い思っているんだろうなと感じたりすることもあります。今日も前任校の先生とSNSで「みんなで集まろう。」と言っているのですが、実現しないまま同じことを繰り返しているなあと改めて寂しく思いました。会って話をすると、「明日からまたがんばろう!」と思える人たちとの集まりは、とても大切なものなので、なんだかとても損をしているような、大切な時間を奪われているような気持ちになりました。

 大阪府が全国で最多の感染者数となっています。まだまだ感染拡大は続くように思います。新しい年度を迎え、学校の様々な教育活動が、どうなっていくか、予断を許しません。今日も会議で、感染症対策をきちんとしながら、どう新年度を始動させるか、新入生歓迎のオリエンテーションなどの行事がどうしたら安全に実施できるかということもしっかり考えないといけないと、改めて確認しました。今日、生徒の皆さんが部活動に頑張っている姿を見て、この大切な時間を守りたい!と改めて思いました。日々求められているのは、臨機応変さと大胆かつ緻密な実行力です。昨年度の経験を踏まえ、春日丘高校も進化していかなければなりません。全員の力を合わせて、全力で取り組みたいと思います。