8月7日~立秋~

 今日は「秋の気配が立つ日」=「立秋」です。年によって、8月8日のこともあるそうですが、今年は8月7日だそうです。「秋の気配」はみじんも感じられませんが、皆さんいかがですか?ただ、この前ふと思ったのは、夏と言えば、うるさいくらいのセミの声だったのですが、今年はそのセミの鳴き声が少ないような気がします。うちの庭だけでしょうか?

 秋と言えば、「食欲の秋」を真っ先に思いますが、北海道でさんまが捕れないという話も聞きました。温暖化のせいでしょうか?先日、予測を上回って、気温の上昇が進んでいるというニュースがありました。持続可能な社会をめざし、2030年までに達成すべき目標を定めたSDGsですが、元々その目標達成は、簡単なことではないと誰もが思っていたと思うのですが、コロナウイルスの出現で、その不安に拍車がかかりました。

 2030年まであと9年。皆さんは20代半ば~後半です。その時、地球はどうなっているでしょうか。想像できますか?調べて知識として認識するだけにとどまらず、「どうしたらいいのか?」「今できることは何なのか>」「今すぐに改めないといけないことは?」など、圧倒的な当事者意識を持って、考えてほしいなと思っています。私たち教師ももちろん考えていくべきですが、それと同時に、生徒の皆さんに、考える機会、気がつく機会、興味を持つ機会、行動を起こすきっかけ・・・そういった場を考えることも教育に携わる者の使命ではないかと思っています。

 それと少しちがう話ですが、感染拡大のニュースを見ながら、頭から離れないのは、二学期の行事が無事にできるだろうか?ということです。先生方と話していても、行事をやることの大切さをそれぞれに感じておられます。無事にできることを祈る日々です。 

 春高生の皆さん、コロナ禍の中、思い描いていた高校生活とはちがう毎日ですね。3年生の皆さんは、1年生の時の経験があるだけに、「なんで!」という気持ちもそれだけ強いでしょうね。でも、コロナ以前にはもう戻れません。そして、皆さんの高校生活も今しかありません。だから、今の一瞬一瞬をあきらめるのではなく、以前と同じことをしようとするのではなく、今この環境で皆さんが充実した時間を過ごすことができるよう、考え、行動し、実現に向けて動くことが必要なのではないでしょうか?春高生のパワーをしっかりと見てみたいと私は思っています。