癒しの時間はありますか?

 このコロナ禍が長引き、心が疲れてしまっている人が急増しているというアンケート結果が朝のテレビで紹介されていました。そりゃそうですよね。出口の見えない毎日、マスクをすることに慣れたとはいえ、息苦しさは変わりません。自由に出かけることも、会いたいときに会いたい人と会うことも、心置きなく笑える時間も・・・多くのことが奪われました。何より、日々の暮らしが不安に覆われている人もたくさんいるでしょう。私自身は、春日丘高校に来て、ずっとコロナ対応の日々を送りながら、やるべきことをやり、当たり前のことを当たり前にやっていると信じて疑いませんでしたが、昨日はふと、「なんなんだろうな」という気持ちに一瞬なりました。この「一瞬」というところが、私の性格というか、すぐ「あきらめないで、明日を信じて進め!」と単純に思えるところはいくつになっても変わりません。若い時ほど、ブルドーザーではないですが(笑)

 廊下で生徒の皆さんに会った時、「おはよう」「こんにちわ」「さようなら」とその時々に、声をかけます。生徒の皆さんから先に声をかけてくれたり、元気な声が返ってきた時は、思わず笑顔になり、元気がでます。ときたま、返事がなかった時には、「大丈夫?」と思います。人それぞれですから、「明るく、元気に」がすべてではないし、小さな声であいさつしてくれたり、私の声にうなずくだけの人もいたりしますが、その人その人の性格や、その時の状態にもよるんだなと思います。でも、何の反応もない時は、思わず声をかけたくなります。いきなり普段から接していない私が声をかけてもとまどうだけだろうなと自制していますが、「大丈夫?」と後姿に投げかけます。たまたま、そういうことだっただけなら心配無用だし、仮にその時には疲れていたとしても、その人にとって、癒しの時間があるならいいと思うのですが。

 鬱々しがちな日々です。自分なりに、癒しの時間を持つことが必要だなあと改めて思う今日この頃です。皆さんには、そういう時間がありますか?

 私は今日、朝の通勤時間に「同好の志」からもらったLINEで、夜のテレビ番組の情報をGETし、久々に7時帰宅をめざしました。10分ほど過ぎての帰宅となりましたが、教えてもらった番組を録画しながら見て(あとで見直すためです)心を癒すことができました。生まれて一度も食べたことがない納豆に挑戦してみようかとまで勇気がでました(なんのことかわからないと思います。すみません。)

 生徒の皆さんには、日々の心の疲れを癒す時間がありますか?きりきり、イライラ、鬱々・・・不安や心の痛みがある人も多いと思います。それを癒す時間を自分なりにみつけていきましょう。

 ただ話をするだけでも落ち着くことがあります。自分のことをよく知っている安心できる相手に話を聞いてもらうこともよいですが、なんのしがらみもない相手に、思っていることを話して、新鮮な反応が返ってきたりして、気分が変わることもあります。普段なかなかじっくり接する機会はありませんが、話を聞くことくらいならできますので、いつでも校長室をのぞいてください。