三学期始業式

 いつもは1月8日が始業式ですが、今年度は三連休のあとでは11日になるので、色々なことを考えて7日の今日、始業式を行いました。その後、1・2年は宿題考査、3年生は授業でした。

 始業式での私からの話は、やはり、感染者数の脅威的な増加について触れないわけにはいかないのは、もちろんなのですが、「いきなりその話はしたくないなあ。」と思ったので、その前に少し未来に向かう話をしようと思い、2学期の終業式で紹介した「エージェンシー」という概念について、なぜそのことを生徒の皆さんに話したいと思ったのかについて、話すことにしました。なかなか一回聞いただけでは、私の思っていることがしっかり伝わることではないとは思います。折に触れ、伝えて行きたいと思います。覚えていてほしいことは、人はみなエージェンシーを持っているということ。そして、その力を個人の幸せのために発揮するだけでなく、人とのつながりの中で社会やこの地球の幸せのために発揮する、そんな機会を春高生にできるだけ持ってほしいということです。午後からの職員会議で、先生方にも伝えましたが、今の春日丘高校の教育活動の中にもそういう機会はあるのです。授業や行事や部活動・・・いろいろな場面で。それをできるかぎり皆さんの力を伸ばすために活かしていきたいという思いがあります。

 型にはめることなく、失敗を恐れることなく、無駄を嫌がるのではなく、意見の対立を避けるのではなく・・・生徒の皆さんも、私たち教職員も、それぞれの持つエージェンシーを発揮できるそういう場をたくさん作れるよう追求する一年にしたいと、2022年はそう思ってスタートしました。