昨日3月5日は、「啓蟄」でした。寒さで土の中で縮こまっていた虫たちが、春の訪れを感じて土の中から外に出てくる日と言われています。ところが、その翌日の今日は、「寒さの揺り戻し」の予報通り、寒くなりました。せっかく外に出てきた虫たちも、思わず引っ込んだんでしょうね。それでも、時折春の陽射しも感じられ、確実に春は近づいているんですね。
心弾む春！という気持ちにはなれないのですが、それでも、明るい陽射しを感じると、せめて服装だけでも明るい色のものにしようかな、と思ったりしますね。でも、今日も学校に行き、校長室で仕事をしていると、吹奏楽部が練習している音が聞こえてきて、心がなごみました。春日丘高校にも春は近づいてきています！
大阪の府立高校の一般選抜が3月9日に予定されています。前日は、大阪府教育委員会から入試問題が運び込まれ、検査場の準備や打ち合わせと、慌ただしい一日になります。なので、3月8日からしばらくの間は、部活動も休止になり、学校も登校禁止になります。
終業式までのこの期間の過ごし方がとても大切だと思っています。2年生の皆さんにとっては、進路実現のためのスタートダッシュを切れるかどうかの大切な時期です。1年生の皆さんには、高校生になっての一年間を振り返り、このままでいいのか、うまくいっていないところをどうするのか、もっと力を入れたいと思うところはどうしていくのか、まだまだ余裕を持って考えられる時間なのです。ただやみくもに、「勉強しなさい！」と言っているのではありません。自分の高校生活をどう過ごしたいのか、高校卒業したらどうしたいのか、社会に出たら、社会の中で、どんな自分でいたいのか、そういうことを少しずつでも考え、そのためには、何が必要なのか、自分の強みは何なのか、弱いところはどう補っていくのか、自分が大切にしたいと思うことはどんなことなのか、そのためにはどうしたらいいのか・・・考えないといけないことは、尽きないと思います。どうか、有意義に過ごしてください！