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【投稿記事】大阪サイエンスデイを通じて僕が感じたこと(1年生からの投稿)

 大阪サイエンスデイは、毎年この時期に行われるイベントで、正式名称は「令和5年度第16回大阪府生徒研究発表会」です。今年も国公私立高校あわせて25校が参加し、天王寺高校を舞台に盛大に開催されました。7分野(物理/化学/生物/地学/数学/情報/工業)の課題研究に関するポスター発表や審査、各校代表チームによる研究オーラル発表と審査など各校各部の特色を前面に出した研究がひしめき合いました。本校からの発表テーマは「"腹から声を出す"の科学的解剖」(物理)、「彩雲の観測と発生条件」(地学)、「錯イオンの金属樹生成への影響について」(化学)、「時計反応の公式化」(化学)、「メダカの色覚について」(生物)の5つでした。

 概要説明はこれくらいにして、ここから先は投稿してくれた1年生天文部員Mくんの文面から抜粋してお伝えします。彼が書いてくれたのは、このイベントに参加して感じたことです。写真も彼が撮ってくれたものです。ごゆっくりご覧ください。

 僕がこのサイエンスデイを通じて感じたことは「探究をすることで素晴らしい人脈が手に入ること」「人生はなぜ面白いか(即ち、人生は意味があるかないか分からないことをするから面白いということ)知るのは楽しいこと」「周りを変えるよりも自分を変える方が簡単であること」です。

 初対面の人とでも"科学が好き"という共通点があれば自然と会話が弾むこと...。これは実話だが、ポスターの説明と質疑応答をして白熱した会話をしていた相手が京都大学の教授だったこともあった。これらのことから僕は「だから素晴らしい人脈が手に入ると感じたし、探究をすることで素晴らしい人脈をつくることが簡単にできると実感しました。

 僕はサイエンスデイのポスター発表をして、この上ない満足度と達成感を感じました。これは、探究したことの意味があるのかないのかまだわかっていないからこそ起こることだと感じました。意味があるかないか不明というのは、言い換えれば、まだ誰もしたことがないことと言えます。旺盛な知的好奇心を持ってこのブログを読んでいる中学生のみなさん!誰もしたことのないことをして満足感や達成感を味わうことができる三国丘高校に是非来てほしい!僕はこの点において、三国丘高校に入学して良かったと心から感じています。

 最後は少し自慢話になりますが、この日、最後まで片づけをしていたのは三国丘高校生でした。50枚近くのポスターを貼るためのボードを天文部員総出で分解しましたが、思いのほか重労働でした。しかし、この作業は僕に、ポスター発表と同じくらいの達成感を与えてくれました。ちょうど作業を終えた時夜空を見上げると、綺麗に月が輝いていました。三日月にも満月にも皆既月食にも...どんなに美しいと言われる月にも勝る綺麗な月でした。手を鉄臭くしながら夢中で作業をした人にしか見えない素晴らしい月でした。