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望遠鏡の向こうの月と木星に感動!天文部員が子どもたちに天文の魅力伝える「星空教室」を開催

 天文部が地域の小学生とその保護者のみなさんをご招待して「星空教室」を開催しました。私も少し参加させていただきましたが、いろんなことに驚きました。

 まず最初は小学生の子どもたちの目の輝きです。食堂で「天文クイズ」に答えている子どもたちの目はキラキラしていました。子どもたちの息遣いも聞こえてくるような熱気で満たされていました。同時にびっくりしたのは天文部員のエンターテインメント性です。まるでテレビのクイズ番組を見ているような錯覚に襲われました。次々と段取り良く進行していく「天文クイズ」はまさに見事という他ありませんでした。受付・誘導から望遠鏡の使用方法解説、月や木星に関する解説まで完璧でした。非常に手前味噌な言い方になっているとは思いますが、それ以外の表現が見つかりません。

 企画・準備の段階からずっと部員を見守ってくれた顧問の先生も次のコメントを寄せてくれています。「小学生・保護者の方々は楽しんでもらえたと思います。また高校生自身も楽しんでおりました。楽しいことを世代を超えた多くの人が共有できる場所を企画・提供できた天文部員は、いささかエンターテイナーのようでした。」

 最近雨が多い中天気にも恵まれ、月と木星を観測することができたことに感謝です!

 天文部員からもメールが届きました。メールには校長ブログ用のコメントも載っていました。ご紹介します。

 天文部は星空観測会(「星空教室」)を実施しました。この会は、榎小学校と三国丘小学校の小学生に天文の面白さに触れてもらい、天文に興味を持ってもらえる入口になるよう、行ったイベントです。このイベントは発案から、企画、準備、運営までを天文部員だけで行いました。星空観測会の前半は天文を好きに、興味を持ってもらえるように、スライドを使って「天文クイズ」を行い、後半は実際に望遠鏡を覗いてもらい、月や木星の観察をしました。

 「常に小学生の目は星々よりもキラキラしていて、 天文の元々持ちうるポテンシャルを再認識しました。本来、僕たちが小学生に天文の面白さを伝える企画でしたが、僕たちが小学生に学ばしてもらったことの方が多いように感じました。今後の天文部は「童心」を忘れずに、より多くの人に天文の面白さを伝えられるようなクラブでありたいです。」

 天文部の活動を見ていると"高校時代に何を経験すべきか"という根本的な問いが頭に浮かびます。15歳から18歳という人生に二度とない貴重な時間を机の前だけで過ごすのは明らかに違うような気がします。先にご紹介したクラシックギター部もそうですが、自分たちとは違う世代の人たちと触れ合うことは貴重な経験になります。部活動に限らず探究活動でも教科活動でもその幅を広げることがその生徒の将来に好影響を与えてくれます。今年の3年生を見ても、部活動のキャプテンとして大きな実績を残した生徒が希望進路を実現し京都大学に合格しました。勉強だけじゃなくて、いろんな経験を重ねながら自分の将来を設計し、高いモチベーションを獲得した上で努力を重ね希望進路を実現する高校が三国丘高校です。天文部はそのことを証明してくれようとしています。これからも活動に注目していきたいと思います。みなさんも楽しみにしておいてください。

 天文部員や顧問の先生が撮ってくれた写真をご覧ください。

 

観望会写真アルバム_20240323_224825_0000.pdf