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噛むことの効用はびっくりの連続!保健委員が歯科保健健康教育講義を受講

 今日は、大手前短期大学教授の 木林美由紀 先生が生徒保健委員会で講義をしてくださいました。この講義は先生の研究の一環でもあり、受講した生徒たちは受講前と受講の1か月後にアンケート調査に答えます。そうすることで、今日の講義が生活行動に及ぼす影響を測定するとのことです。私も一緒に受講させていただきましたが興味を惹かれるお話のオンパレードで、時間があっという間に過ぎていきました。

 私の興味だけで挙げるので話の本筋から離れているかもしれませんがご容赦ください。例えば「歯の働き」の話です。歯には発音に関わる働きがあるそうなのですが、みんさん、前歯が全部抜けたらどうなると思いますか?答えは"サ行の発音ができなくなる"そうです。これは何となく想像できたのですが、奥歯が全部抜けたらどうなるかわかりますか?今度は"ラ行の発音ができなくなる"そうです。この話を聴いただけで私は、今晩からいつも以上にちゃんと歯磨きしよう!と心に誓いました。

 もう一つ印象に残っているのは「咀しゃくの回数と時間」の話です。1回の食事で咀しゃくする回数と食事に要する時間を時代毎に比較したところ、弥生時代の人の咀しゃく回数が3,990回であったのに対して現代人は僅か620回だそうです。食物の種類が違うとはいえ6分の1以下とは驚きました。もっと驚いたのは食事に要する時間です。弥生時代が51分であったのに対して今は11分だそうです。自分の生活を思い浮かべても早食いだと思います。食事の時間も取れないほど忙しいのか...と訊かれたらそうでもないのに、なぜか早く食べるのが習慣になってしまっているのかもしれません。こちらも今晩から、しっかり噛んでゆっくり食べようと心に誓いました。

 今日は、先生からいろんなグッズをご提供いただきました。写真のとおりですが、その中にガムがありました。このガムは噛む回数によって色が変わるそうで、講義を受けながらガムを噛むという経験もさせていただきました。噛むことにはいくつかの効果があり、肥満を防いだり握力等の体力を向上させたり、記憶力を増進させたりすると教えていただきました。勉強の時ガムを噛むのは、もしかしたら理に適っているのかもしれません。自宅で勉強する時に試してみてはどうでしょう。

 木林先生ありがとうございました!勉強になりました。三国丘高校では三丘セミナーをはじめ様々な機会を設け、大学教授や研究者の方など斯界の専門家の先生方にご来校いただき講義をしていただいています。これが三国丘高校の特長と言えます。今日の講義の様子を撮影しましたのでご覧ください。

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