いよいよ最終日です。ホテルで美味しい朝食が食べられるのもこの日が最後です。前日の全体レクリエーションの疲れが見える生徒もいましたが、青春はお腹が減るものです。ほとんどの生徒は、朝からガッツリ食べていました。
最終日の朝は忙しいです。手荷物として機内に持ち込めるものとスーツケースに入れなければいけないものを仕分けて荷物を整理し、スーツケースをホールに並べます。色とりどりのスーツケースが別れを惜しんでいるように見えました。

バスに乗り込み向かった先は、「故宮博物院」です。全員にヘッドホンが配られ、ガイドさんの解説を聴きながら見学させてもらいました。翡翠(ひすい)でつくられた白菜や角煮を見せてもらい、その精巧さや芸術性にびっくりしました。日本に居ても博物館など滅多に行かない私ですが、スケールの違いを感じました。


桃園国際空港で出国手続きを終えたら、暫くは空港内での自由時間です。お土産を両手に抱えた人もいました。到着時刻の遅いB団が関西国際空港に到着したのは、予定時刻に近い19時前でした。
こうして、79期生にとって思い出深い修学旅行が終わりました。コロナ禍以降中断していた海外修学旅行の復活という、学校にとっても意義深い修学旅行でした。学校交流、B&S、ホームビジットに加え台北市内自主研修という究極のプログラムを成功させた、誇るべき修学旅行を無事に終えることができた理由は、生徒や教職員の努力だけではありません。深いご理解のもとご協力をいただいた保護者の皆様に心から感謝と敬意を表します。今回の修学旅行の経験は80期生へと引き継がれます。修学旅行が、これからも、三丘生の自立と成長を促す大事な行事であり続けることを願って、台湾修学旅行報告を終わります。読んでいただいたみなさま、ありがとうございました。