三丘生に限らずGLHS10校の生徒の多くが目標とする京都大学に行ってきました。写真は、有名な時計台です。私が参加したのは、GLHS10校の生徒を対象として、大阪府教育庁が毎年実施してくれている「京都大学キャンパスガイド」です。今年は、11月9日(日)に開催されました。

このイベントの内容は、まず、上の写真の真ん中に写っている時計台の建物の中にある大きなホールで、京都大学の教授の講義を聴かせていただくことから始まります。今年の講義のテーマは「サービスの学問」。とてもわかりやすい解説で、今までの常識がひっくり返るような感覚を覚えました。

続いては、生徒の興味関心に合わせて用意していただいたテーマについての講義です。10校から参加した生徒が、それぞれの部屋に分かれて、講義を受けます。今まさに研究を進めている大学院生など、高校生にとってはちょっと先の自分をイメージできるような方々から、日々の生活に関する話題も含めた興味深い話が聴けたようです。

実は、今回みなさんにお伝えしたかったのは、これらの講義の前にあった、所謂オプションの部分です。その内容は、なんと、京都大学アメリカンフットボール部員によるキャンパスツアーです。毎年、10名ほどのアメフト部員の方々が、高校生を数人単位のグループに分けて大学構内を案内してくれます。ひと通り案内してくれた頃にちょうどお昼になるので、学生さんがよく行くお店に連れて行ってくれ、一緒にお昼ご飯を食べてくれます。この企画が始まったきっかけは、三国丘高校出身で現在京都大学3年生の学生さんの存在です。このツアーはとても好評で、今年も、雨を厭わず、生徒の質問にも丁寧に答てくれました。

三国丘高校からは、10校中最も多い10名ほどの生徒が参加させてもらい、とても良い経験をさせてもらいました。なんといっても、現役の京大生を長い時間独り占めできたことです。数人の高校生が憧れの京大生と京都大学の構内を歩き、何でも質問してよい時間など、望んでもないことです。私が同行したグループでは、「古文の勉強はどんな風にしましたか?」とか「受験勉強をするのに、どの教科科目からしましたか」など、とにかく具体的な質問が飛び交っていました。
お昼ごはんは、アメフト部員のみなさんがよく行くという、百万遍の交差点にほど近い定食屋さんでした。唐揚げ定食を頼んだら、唐揚げとご飯はおかわりし放題とのこと。アメフト部員だったら無限に食べ続けるんじゃないかと、お店のことがちょっと心配になりました。美味しい唐揚げをほおばりながらも三丘生の質問は尽きることなく、憧れの京大生を目の当たりにした感動は、時間が経つにつれ増幅しているようでした。案内をしてくれた大学生との別れ際、三丘生が「頑張ろ...」と小さな声で呟いていたのも、しっかり聞こえていました。
京大アメフト部員のみなさん、ありがとうございました。京大キャンパスガイドに関わってくださった京都大学の先生方、府教育庁の皆様、お世話になりました。
