『受験生への熱いメッセージ』その1はご覧いただけたでしょうか?私には、どのメッセージもとても温かく感じます。中学生のみなさんよりちょっと先に、受験という道を通ってきた先輩の愛に満ちたメッセージだと思いました。
お待たせしました! 今日は『受験生への熱いメッセージ』その2です。今回は、私がみなさんの代わりにミルフィーユさんに質問する形でコメントをもらいました。お楽しみに!
それと...記事を書きながら1つ発見したような気分になっています。もしかしたら、このメッセージ、大学受験に向けて走り出した三丘生のみなさんにも参考になるんじゃないでしょうか?勉強に疲れたら、校長ブログでも読んで脳細胞を休憩させてあげてください。
さぁ今日のメッセージは何かな...?
「その4 体調管理」
その3でお話しした睡眠時間の話の続きになるのですが、私は、受験において最も大切なのは体調管理と体力だと思っています。当日に風邪をひくのはもちろんのこと、試験前も体調不良はできるだけ避けたいです。試験前の体調不良は、物理的にしんど過ぎて勉強できないというのも辛いですが、勉強できずに寝ているだけの時間は焦るばかりでとても辛いものです。精神がやられます。
とにかく受験前は、普段マスクをつけていない人も、電車などの人ごみではマスクをつけましょう。マスクで結構変わると思います。
私の先輩に、本当に風邪をひかない人がいるのですが、その人は毎朝ヨーグルトを食べると良い、と言っていました。特に気をつけなければいけない期間はちょっぴり高価なR-1を飲むそうです。
私は、いつもは冬になってもあまり予防接種はしない派ですが、受験の年は家族みんなで接種しました。
それから、体力ですが、学校の体育をバカにしないように。家でずっと勉強ばかりしていても行きづまるばかりです。受験シーズンに「体育をする」意味って何?と思いがちですが、ちゃんと学校に行って「体育をする」のがとても大切だと私は思います。ちょうど受験シーズンは持久走の学校も多いのではないでしょうか。「受験を戦い抜く力は持久走によって培われる」と三国丘高校の体育の先生も言っています!それが本当かどうかはわかりませんが、私は、私立高校入試の1週間前に、体育で1,000メートル走のタイムを測られて「こんなにしんどいことを乗り越えたのだから私立高校入試なんて楽勝だ」と気持ちが軽くなりました。
これを読んでいる中学1、2年生のみなさん、体力とは積み重ねが大事です。今から「無駄なことなど何もない」と信じて、しんどい体育も乗り切ってください。きっとあなたの力になるでしょう。
――――― 校長からミルフィーユさんへの質問 ―――――
風邪をひかないために毎日ヨーグルトを食べている先輩の話がでてきましたが、ミルフィーユ自身が体調管理のために気をつけていることがあれば教えてください!
私も毎朝、納豆とヨーグルトとフルーツを食べています。あと、「ヤバい、風邪かも」「喉が痛い」というときは、ホットレモンジュース(ビタミンC補給)を飲んで、ゆっくり寝ると、重症にならないと思います。レモンジュース、本当に効きます!!
それから私は、緊急事態宣言で休校になったときから、体力づくりのためにプランク(体幹トレーニング)と縄跳びをしています。(縄跳びの内容は、前跳びと駆け足跳びを7分、二重跳び100回です笑)部活を引退して運動不足を感じている人にもおすすめです。
「その5 取捨選択の重要性」
塾や学校でみなさんは膨大な量の"情報"を与えられるでしょう。それを全て鵜呑みにしていませんか?塾の先生、学校の先生、友だち、クラスメイト、それから親...受験生は色々な人から色々な情報を受け取ると思います。しかし、受け身な姿勢で言われたことを全て鵜呑みにしている状態は危険だと思うのです。
勉強方法や精神統一の方法、解きやすい"問題の解き方"なども人によって違います。あなたの周りの人たちは、やり方の一つを一例として教えてくれているだけなのです。その中から、本当に自分に合っているもの、本当に自分に必要なものを取捨選択できるかが大切になってきます。
注意しないといけないのは、サボって良いというわけではないということです。面倒くさいからこれはいいや、時間がかかるからやらないでおこう、というのは違うと思います。あくまで判断基準は、自分に必要であるかどうか。そして、自分に合っているかどうかです。色々な人から色々なことを言われて、あれもこれも...と焦らないように、自分に必要なものを自分に必要なだけ受け取れるようになれると良いと思います。
私もこうして『熱いメッセージ』を書いていますが、この中から、あなたに合う方法だけを"取捨選択"してくださいね。..."取"があると良いのですが(笑)
――――― 校長からミルフィーユさんへの質問 ―――――
ミルフィーユさんは、誰かから勉強方法について情報をもらったことはありますか?その時、ミルフィーユさんは、その方法が自分に合っているかどうか確かめるためにどんなことをしましたか?
私は中3の夏まで塾に行っていなかったので、小・中学校の先生や両親などからの情報が多いと思います。個人的に好きな先生や尊敬している先生からのアドバイスは特に実践してみる傾向にあります。「これは!」と思った勉強法は一度試してみると、自然と、取り入れたり、一部取り入れたり、消えて行ったり(笑)すると思います。自分流の勉強方法が速い段階で確立していると、とても強いと思います。私も自分流の勉強方法を(中には友達に笑われるようなものもありますが)ぶれずに実践中です。
「その6 答え合わせをする派・しない派」
この章では少し、受験が終わってからのことを書きたいと思います。公立高校入試が終わった次の日には、新聞やホームページで模範解答を見ることができます。(当日夜にわかることも)
私は、受験の次の日、早起きして新聞で数学の解答に目を通しました。すると、自分の書いた答えと全然違ってたんですよ。結構自信を持って解いたのですが...(笑)で、本当は全教科見ようと思っていたのですが、心が折れてしまい、数学だけしか見なかったのですね。
合格発表まで10日間ありました。本当に辛かった。なんせ、数学の点数が悪すぎて絶対に落ちたと思って過ごしましたから。(どれほどあの10日間が辛かったかについては『ごった煮文化祭号2023』に掲載されている、私ミルフィーユの「サクラサク...かな?」をご覧ください。(あくまで小説ですが、当時の私の気持ちが色濃く反映されています...笑)
私の友だちにその話をすると、その友だちは「そうなると思って答え合わせをしなかった」と言っていました。なるほど、私は、答え合わせはするものだと思っていたのですが、確かにそれもアリだな、と思いました。ましてや、あの10日間を経験した後ですので。でも、それはそれでやっぱり模範解答が気になるのかな...。
みなさんは、答え合わせをする派ですか?しない派ですか?
――――― 校長からミルフィーユさんへの質問 ―――――
数学の模範解答を見てしまったせいで辛い10日間を過ごさなくてはならなくなったミルフィーユさんは、どんな気持ちで合格発表を見に行かれたんですか?また、合格がわかった時どんな気持ちでしたか?
私たちのときは掲示発表とオンライン発表があり、友達は発表の時間にちゃんと三国丘高校に行ってドラマのような感動の合格発表を経験したそうですが、私は怖くて高校に行けず(笑)、家でオンライン発表を見てから、高校に行きました。数時間遅れで高校に行ったのですが、三国丘の先生方は発表当時のまま掲示を残してくださっていて、自分の受験番号の前でお約束の記念撮影もできました(ありがとうございます!) 合格がわかったときは、信じられない気持ちと、あと素直に嬉しかったです!
入試の答え合わせは怖くてできなかった私ですが、高校に入ってからのテストはどんなに過酷な現実とも向き合うようにして、必ずやり直しをしています(笑)中学の時のテスト直しは一瞬でしたが、高校のテスト直しは、15点くらいで済むときもあるけど70点分くらいあることもあり、心が折れそうになることもあります(笑)
今回のメッセージは以上です。次回もお楽しみに!