「おれたちの数学」は教師の思い溢れる冬期講習 

 午後や早朝の時間を活用して、数学科の4人の教員が講習をしてくれています。全員男性なので、その名も「おれたちの数学」。2年生向けの講習です。このネーミングだけでも洒落てると思ったのですが、生徒への案内文を読んだら、先生方の思いが溢れていることに気がつきましたので紹介します。

 12月12日と13日に行われた「おれたちの数学①」のサブタイトルは~平面ベクトル2024~。コメント欄にはこんな言葉が並んでいました。「予習にしっかり時間をかけること。(中略)何かに頼って構わない。みなさんの今の全力を見せてほしい。そのつもりで待っています。アツい冬にしよう!」みなさん、どうです?愛を感じませんか?

 12月16日と17日に行われた「おれたちの数学②」のサブタイトルは~好きよ漸ちゃん~。漸ちゃんって誰?と思ったのですが、コメントを読んだらわかりました。「(前略)入試で漸化式が出たらラッキーなんですよ。みんなで漸ちゃんを好きになろう!」。コメントを読むだけで、ちょっと好きになってきました。

 12月18日と20日に行われた「おれたちの数学③」のサブタイトルはちょっと長いです。~おもしろい こともな基礎を おもしろく すみなすものは 心なりけり~。えっ、これって数学の講習やったよねぇと目を疑いたくなりますが、コメントにはこう書いてありました。「(前略)基礎固めが大事と言われますが、ではいつまで基礎をするの?たまには基礎から離れて背伸びしませんか?」数学が好きな生徒のハートをくすぐるようなコメントがニクいですね!

 最後は、これから開かれる講習です。12月26日と27日の早朝7時半から始まる「おれたちの数学④」のサブタイトルは~三角関数2024~。コメントには、今年を締めくくるアツい言葉が並んでいました。「(前略)教科書レベルの基本的なことはわかっている・できる前提でやります。気合い入れて、来てくれ。2024年を三角関数で締めよう。2024年最後の"おれ数"ここにあり!」

 どうですか、みなさん。こんな風に書かれたら、ちょっと頑張って受講してみようかなぁと思いそうな気がしませんか?私は、これを読んで、この4人の先生方の気持ちがとても嬉しく、そしてありがたく思いました。2年生からしてみれば「みんなで頑張ろうぜ!」と言ってもらっているような安心感があるんじゃないでしょうか?勿論、実際に受講してみると難しい問題がたくさんあって大変なんだろうと思いますが、こんな風に書いてくれる先生方なら励ましてくれそうな気がします。

 中3生のみなさんは、受験勉強で大変な毎日を過ごしていると思いますが、一人じゃないですよ。周りをよく見れば、寄り添ってくれている人が必ずいます。あなたがもし三国丘高校を選んでくれたら、今回ご紹介した4人の先生をはじめたくさんの心ある先生方があなたに寄り添って指導します。手前味噌ですが、ブログを書きながらしみじみ思いました。三国丘高校は温かい気持ちがいっぱい詰まった場所です。

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