土日の間に、正面玄関の楠の根元にあるお花の植え替えをしてくださいました。職員玄関の前にも奇麗なお花を置いてくれました。恥ずかしながら、私は、言ってもらうまで気がつきませんでした。普段、何気なく通り過ぎてしまいますが、あらためて見に行くと、人の温かさを感じます。
お花の植え替えとひと言で言いますが大変な作業です。それに、(私のように)花に気づかない人は植え替えようなんて思いつくこともありません。教えてもらって、見に行ってはじめて、その行為の素敵さに気づくのです。誰に言われたわけでもなく、お花のそばを通る人の気持ちを想像して、お花を見て奇麗だなぁと感じてくれる生徒の心の変化を思い浮かべて、お花を植え替えてくれた人がいるのです。日常の中に埋もれてしまいそうな行為ですが、こんなに素敵なことができる人がいるのです。もし、お花を植え替えてくれたことに気づいている人がいれば、その人も素敵な人です。
私は、この学校に、そんな素敵な気遣いが生きていることを誇りに思います。お花がいつまでも奇麗に咲いているように、水をやり、声をかける人がいて、それに気づく生徒もいる三国丘高校を誇りに思います。ありがとうございました。