フィリピンの首都マニラにある、エンドランカレッジからエンドラン大学附属高校のチェリー校長先生が来校されました。下の写真の女性がチェリー先生です。私なんかよりずっとずっと若くて、笑顔が印象的な、素敵な先生でした。
三国丘高校は、今年度、エンドランカレッジとの間に姉妹校協定を結びました。エンドランカレッジには毎年お世話になっています。SGH班の2年生を中心に実施しているフィリピン研修で、三丘生と一緒にビジネスプランを練ってくれるのがエンドラン大学の学生さんたちです。親身になって考えてくれ、ブラッシュアップしたプランを三丘生が英語でプレゼンテーションします。アドバイスをくれるのはエンドラン大学の先生方です。時には厳しい意見もありますが、どれも愛のあるアドバイスです。答えに窮して泣き出してしまう場面も見ましたが、そんな貴重な経験をさせていただけるのも、エンドラン大学と本校との特別な関係があるからです。これから先は、チェリー先生が校長をされている附属高校とも、共同研究など新しい関係を構築していくつもりです。
写真を眺めていてつくづく思いました。「教育は人」だなぁって。学校説明の場面で中学生や保護者に「三国丘高校では、毎年フィリピン研修を実施してます」というだけなら３秒もかかりませんが、三国丘高校とエンドラン大学が血の通った関係性を作り上げるには10年以上の時間を要しています。時間だけではありません、時には仕事であることすら忘れて、三丘生のために心を込めて対応してきた先生方がいたからこそできた伝統です。どんな時も諦めずに、この苦労がいつか子どもたちのために役立つと信じて頑張ってきた先生方がいたからこそ、唯一無二の関係性ができました。チェリー先生の笑顔は、そんな歴史を象徴しているように見えます。
私は、三丘生を我が子のように慈しみ、時間を惜しみなく使って伝統を作り上げようとする、そんな先生がたくさんいる三国丘高校が大好きです。
