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国語科 吉澤先生が「I was born」(吉野弘 著) でレジェンド教員授業 GLHSから5人の教員が参加

 まずは、吉澤先生のご紹介から。吉澤先生は、三国丘高校国語科の先生です。GLHSの学校をはじめ、複数の学校で、指導教諭として教鞭をとられました。その世界では名の知れた、所謂、教科指導の達人です。GLHSでは、本年度から、特に授業力の高い教員をレジェンド教員と名づけ、授業を公開する取組をはじめました。そこで、今回は、三国丘高校から、レジェンド教員として吉澤先生を推薦し、その授業を公開する運びとなりました。

 吉澤先生には、校内の授業力向上研修でも講師をつとめてもらい、本校教員の授業力向上に貢献してもらっているところです。校長ブログでもご報告したことがありますので、もしかしたら覚えていてくれている人がいるかもしれません。今回も、詩人 吉野弘さんの「I was born」という作品を教材にした授業を公開してくれました。今日(30日)の3限に、GLHSの学校から5名の見学者を迎え、授業が始まりました。この授業をみなさまにも感じてほしいと思い、3枚の写真を撮ってきました。みなさんの知っている(または経験した)国語の授業と比較して、ご覧いただけたら嬉しいです。

 まず、最初の写真はこれです。

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 あまり違和感はないと思います。私も含め、多くの人が描く授業中の様子との間に、そんなに大きな乖離はないと思います。

 次の写真は、これです。

 何人かの生徒が挙手をしていて、前に立っている先生が右手を伸ばしています。このシーンは、先生が誰かを指名しようとしているところではありません。何をしてるんだと思います?答えは、挙手をしている人数を数えているところです。このあたりから、少しずつ、一般的な国語の授業とはちょっと違うぞ...と思いはじめたんじゃないでしょうか? 

 三枚目の写真は、これです。

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 先生が、横を向いています。休憩時間でしょうか。違います。隣の生徒と意見を述べ合う、ペアワークの時間です。これだけではわかりにくいと思うので、この授業で実際にあった発問をひとつ紹介します。「2行目から4行目の情景はどのような雰囲気か。形容詞で答えよ」です。3行に書かれている情景を、形容詞ひとつで表すとしたら何...?という問いです。与えられた時間は30秒。ふたりで二つ以上の形容詞に辿り着かなければいけません。時間はあっという間に過ぎていきます。

 最後にもう一枚、写真を見てください。これを見れば、この授業が、我々の知っている国語の授業とは全く違うということがわかってもらえると思います。

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 国語の授業なのに、黒板に数字が並んでいます。ペアワークで考えた答えを書き出し、それに賛同する生徒の人数を書いているのです。わかりやすく言えば、選挙みたいなものです。どの言葉が答えに一番近いかを多数決で決めようとしているようにも見えます。

 途中で、吉澤先生が、自分の出席簿を生徒たちに見せながら言いました。「これ、何色?」出席簿はグレーですが、出席簿と書いている文字の色は金色です。「金色と答える人がいても、それは間違いじゃないけど、これを示されて何色?と問われたらグレーと答えるべきやね」。そう言うと、また、人数を数えはじめました。みんなが出してくれた答えは全部正解だけど、グレーと金色みたいに、みんなが賛同できる答えがあるはず...それを探すのが、この授業だということです。

 票がまとまれば、自分の意見を主張する段階に入ります。写真に写っている言葉を例にとると、「罪悪感」という言葉が正しい(金色とグレーの話で言えばグレーの方)と思う生徒は、みんなが自分の意見に靡いてくれるように主張します。何人か繰り返し、もう一度、挙手を求めたら、最初とは違う結果が出ます。その結果、生徒たちは、「深く読む」ということがどういうことなのか、実体験することになります。先生がしゃべっている時間より、生徒が発言している時間の方が、圧倒的に長い、不思議な授業でした。

 授業中に、レジェンド教員の授業を中学生にも公開できたら良いなぁ...と空想していました。吉澤先生、勝手なことを書いて、すみません。

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